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処刑

急にシリアス展開をドーンと

クリートは今日学校が休みだ、前から欲しかった本を買いに行くため「イテシー」と言う都市へと向かおうとしていた。


「ちょっと本屋に行くから留守番よろしく」


「分かりました、クリートさん!」


「わかった、行ってこい、貴様」


「気をつけてねぇクリート君」


「ついでに水買ってきてくれない」


「わかったよ」


クリートは家を出た。


「いつ来てもイテシーは建物がデカイな」


周りの建物が高くそれはまるで東京のようだ。


クリートはショッピングモールの本屋に着いた。


「お、コレコレ」


と手に本を取って購入をして帰ろうとした時。


「待ってたぞ、クリートシンク」


「だ、誰だ!?」


「・・・」


すると謎の男はクリートの持っている変身機を改造して大きくなっていた物を持っていた。


「まさかだとは思うが、お前、テロリストのやつか!」


「なぜ分かる!」


「理由は聞かなくても良いぜ、どの道死ぬんだからな」


「私もお前から「最後のヒント」を貰うためさ、遠慮はしない!それでは処刑を開始する!」


「最後のヒント」という言葉が気になった。


(ノルンの話と違う?俺が技術提供していないはずなのになぜ持っているんだ!)


クリートは謎の男の話とノルンの話の矛盾点に困惑していたがそれより倒すことを優先した。


「くそ!やってやるだけだ!変身!」


「実力で来るのか!なら!」


と言うと2人は変身した、周りは騒然としている。


「逃げてくれ、死人が出てしまう」


「そんなことを心配しているのか」


「死人は出したくないんでね!」


と言うとスピードモードの状態で突っ込んできた。


「愚かめ」


と言うとクリートをパンチひとつで飛ばした。


飛んで行った衝撃で辺りがぐちゃぐちゃになった。


「こ、こいつ!」


「どれだけやっても無駄さ」


「うおぉぉぉ!」


と叫びまたテロリストの方へ向かったが、簡単に蹴られてしまい胸のアーマーが割られた。


「うぐ!」


「胸のアーマーが体に刺さったのか!」


「う、うおぉぉぉ!」


どれだけやられてもクリートはテロリストに向かったが、テロリストはその度に避けてパンチを加えた。


しかしクリートは動く度に体に刺さった破片の激痛に襲われるため攻撃するのも精一杯なものだ。


「くっ!ソードフォーム!」


と言うと全身が装甲に包まれ剣を1つ持ち相手へ向かった。


「見た目が変わった!?」


「うおぉぉぉ!」


「だが」


と言うと剣を振り下ろしたが回避されテロリストは剣を掴み先端を折った。


腕の握力も圧倒的にクリートと差が開いている。


自分の弱さを目の前で見せつけられているのはとても屈辱に近いものだ。


「け、剣が!」


「甘い!甘すぎるぞ!」


「ぐ!ぐおおおおお!」


クリートは全身装甲で身にまとわれているから強気で攻撃した。


だがテロリストはパンチやキックで簡単に装甲を割ったり潰したりした。


せっかく装甲が変わり破片が刺さる激痛が無くなったのまた殴なれた影響で破片が刺さる。


パンチの火力だけでも致死的なのにそれになお破片の痛みが上乗せされ頭が狂いそうだ。


「うぐわぁ!」


「これ以上抵抗はやめろ!装甲が殴られる度に割れてその破片がお前に刺さっているぞ!」


「こんなところで逃げられないんだー!!」


「こいつは馬鹿か!」


テロリストはクリートの意志に軽く引いてた。


ノルンのために休むことは出来ない。


クリートはテロリストとは反対に拳を休めることなく攻撃を続けた。


しかしテロリストは何一つ効いてなく、最後にこう言った。


「お前は弱いからやめろ」


「な!」


この言葉はクリートにとっては屈辱そのものだ。


自分の目標の高さや目標にまだまだ届かない絶望もある。


テロリストは腕時計のボタンを押すと足に装甲が増設されその足から火が出た。


「さよなら」


と言うとその足をクリートの腹に当てた。


「うぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


その叫び声と同時にクリートは飛ばされた、さっきの比にならないくらいだ。


ショッピングモールの外に落とされてしまった、不幸にも最高階の4階から落ちてしまった。


だが、クリートは全身装甲に包まれていたため落ちてしまったが死に繋がる怪我はしなかったが痛みは尋常じゃない。


「おい!人が落ちてきたぞ!」


落ちた瞬間変身が解除されボロボロのクリートの体が歩道に落ちていた。


音や人が落ちてきたという情報を聞きつけた野次馬が続々とクリートの周りを囲ってくる。


下手に動けないというか動かない。


軽くだがクリートは意識を失ってしまった。


「ふ、だからあれほど、だがデータは収集できた、感謝する」


と言うと変身を解除しエレベーターへと向かう。


クリートは軽い失神から目を覚ました、目の前には救急車が居る。


(ここで逃がしてはダメだ!)


と思い変身が解除されていたためもう一度変身しスピードモードの力を使い歩道からもう一度ショッピングモールへと向かった。


怪我が酷いがスピードモードなため多少早く付いたのはとても良い事だ。


ショッピングモールに着くと広場のような所にテロリストが居る。


「まさか、戻ってくるとは」


「あんたに、ガハッ!逃げて欲しくないからな!」


「なぜ諦めない!何故だ!」


「言っても意味は、ねぇぜ!」


と言うとクリートはスピードモードを使いテロリストに向かい殴ったが華麗に避けられてしまい


「まだやるのならこっちだって手加減はしないさ!」


と言うと変身した。


「ふぐ!うぐ!ぅうぅ!」


と唸り声を上げ殴っていたが全く当たらない。


「もうこれで楽にしてやる!」


するとテロリストの装甲がどんどん縦長になりそして光を放つと剣になっていた。


技術にも驚きだがその見た目に激しい恐怖と絶望を覚えてしまった。


自分の心の弱さをまた実感する。


「く、くそー!」


クリートはそう言うとソードフォームに変身したが。


変身するとさっきソードフォーム状態で刺さってた破片が刺さり先端の無い剣があった。


変身の時またあの時の激痛がクリートを襲う。


しかしもう怪我のし過ぎで感覚が鈍ったのかあんまり痛くならなかった。


「見るも無惨だな、早く楽にしてやる」


とだけテロリストが言うと剣が蛇腹状になった。


「うおぉぉぉ!」


と叫びテロリストに向かったが蛇腹剣を振られ腹の装甲が斬られてしまった。


だがまだ立ち止まらない、どんどん進んでいく、何度も何度も斬られているのに。


「くっ!しぶといヤツめ!」


だがそう言った時には目の前にクリートが居た、先端のない剣を振り下ろした、だが火力などなくテロリストには何も効いていない。


「さよならだ!2度目になったが」


蛇腹状の剣のパーツが急に飛び出してクリートを斬りまくった。


ファイファミリアのような攻撃法でクリートを斬ったり体の一部に撃ち込んだりといった攻撃法でクリートを苦しめ遂に。


「うがァァァ!」


と声を上げ2度目の変身が解除され倒れた。

ブックマークするとやる気がムンムン湧いてくるので良ければよろしくお願いいたします

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