ゲームの方程式
ブルーロック、良いよね(突然)
超気まずい朝が来た。
クリートには責任を感じノルンの居る部屋に行った。
ヴェルは居間に居る、ノルンはまだ居間に居ない。
クリートはドアをノックして
「入るぞ」
と言うと入った。
「おはようございます!クリートさん!」
「あの、昨日はごめん」
「大丈夫です!私、あなたに恋してもらいたいのです、私に」
「・・・」
「まだ来て早いんだし、ゆっくりやっていくのはどう?」
「だから私、あなたに好かれるように努力します」
「そこまでしなくても」
「これは私の第2の夢です!」
「ま、まぁやるのは好きにしても良いけど」
「ありがとうございます!」
と言うとノルンは部屋を出て居間に向かった。
クリートも部屋に出ると居間に居たヴェルに糸で固定された。
「!?」
「貴様、ノルンの部屋で何をしたの?」
「何もしてないよ、普通に話しただけ」
急に糸の縛りがキツくなった。
「か、体がちぎれ!」
「本当は何をしたの」
「だ、だから」
「あんたは何をしてるのです!」
と言うとノルンはヴェルの目を箸でぶっ刺した(危険なので真似はアウトよ)
「ぎぃやぁぁぁ!目が!目がァ!」
「どこかの大佐みたいなこと言ってないで解放しなさい」
「お、お!」
クリートは開放された。
スクが気になった様子で聞いた
「でもクリート君が何を言ったのかは気になるね、どんなこと言ったの?」
「いや、そんな良い事は言ってないよ」
「ハハハ、うっそだぁ、本当は?」
「クリートさん確かに良いこと言ってくれましたよ」
「ノルンー!」
「でも何言ったのか忘れてしまって」
「クリート君は?」
「俺も忘れてしまったよ」
「もう、ノルンは肝心な時にドジなんだから」
「ハハハ」
クリートはノルン、ナイス!と思った。
「朝から元気だねぇ、ノリご飯よ!」
「キャンキャン!」
母が居間に来てノリにご飯をあげていた。
「クリート、昨日はちゃんとできたの?」
「すまん、何言ったか忘れて」
「私も忘れてしまって」
「もう、気になってたんだから」
と言うとご飯を食べ始めた。
クリートは用意をして学校へ行った。
だが今日はこれといって何も無かったので飛ばす!
学校が終わり下校する時ヴェルがクリートを呼び止めた。
「貴様、前ゲーム機買いに行くって言ってたけど今日いいか」
「別にいいけど」
「わかった、行こう、ノルンやスクも連れて」
「りょーかい」
クリートは3人を連れて近くのゲーム屋に来た。
「ここが1番近いゲーム店だていうかお金はあるのか」
「私たちもタダ働きじゃないのですよクリートさん」
「一応金は振り込まれてきてる、毎月」
「そうか、さすがにな」
「僕も一応振り込まれてるよ」
「じゃ入るか」
クリートは久しぶりにゲーム店に入った。
ノルンは
「これですか、買いましょ!値段も安いし」
「良いね」
「うぉー!このゲームは僕が探していた伝説のレアゲー!ここで見つけるとは、ありがたやーありがたやー」
それを見たクリートはノルンに
「スクルドってこんな人だっけ?」
「スクちゃんは基本は真面目ですけどかなりのオタクなので未来でもゲームやアニメ、漫画やラノベ、なんでも探してました」
「まぁ未来から来た人はここはレトロゲーの山みたいな感じだしなぁ、コレクターの心くすぐるよな」
「貴様、買わないのか?」
「俺は新作だけ買って帰るよ、もう行き道わかった?」
「わかった」
「分かりました」
「スクルドはー...」
「まぁ少し放置してましょ」
「じゃあスクルド、先帰っておくぜ」
「わ、分かりました、では遅れますが」
と言うとクリート達は帰った。
帰り道スクルドを見てクリートは考えた。
「未来でも今買ったようなゲームは売ってるのか?」
「基本ジャンク店から買える」
「へぇ、その時代でもハードなオフやブックなオフみたいな店はあるんだな」
「私も何度か行ったけど結構今売ってたゲームが置いてあった」
「でも中には高いやつとかありましたよ」
「そうなのか、ノルン?」
「はい、馬鹿高いですがコレクターは喉から手が出るほど欲しいって言ってました、スクルドさんが」
「なんとなく予想は出来てたけど」
「貴様、ゲームソフト、貸してくれるか」
「別にいいけど」
「データを移行させたい」
「わかったよ」
クリート達は喋りながら帰って行った。
クリートは次の日地獄を見ることになった。
これは冗談でもない、今までにない悪夢を見ることとなった。
たった日常が一気に非日常に変わるのは一瞬。
その非日常が起きてしまった。
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やる気と気合いがムンムン上がりますので