愛・戦士
真面目に答えると恋系統は見るのは好きですが書くのは苦手です
AI兵が来た日の放課後、ノルンはある人に呼び止められた。
「ノルンさん?ですよね」
「はい、ノルンですが、あなたは誰です?」
「あ、アフィー君、ノルン君に用?」
「ちょっと聞きたいことがあって」
その場にいた4人はビクッとした。
今日の昼のことがバレたのか。
「べ、別にいいわよ」
(明らかに動揺している〜)
クリートは心の中でツッコンだ。
「良かったわ、近くのカフェで話し合いましょ、今日は早く帰れって言われてるし」
「じゃあアフィー君とノルン君、バイバイ」
ノルンとアフィーがどこかへ向かった後クリートは聞いた。
「バレたのか?」
「バレては無いと思う」
「あいつ、私のノルンを連れていきやがって」
ヴェルは喋り方こそおっとりしているが後ろには煉獄の火が見えるくらい怖かった。
「まぁ多分バレては無いと思うよあの人鈍感だし」
「そ、そうか」
「あいつ、許せなない」
「ヴェルはそろそろ恨みつらみをやめてくれ」
「ヘブ」
クリートの軽いチョップを受けた。
場面は変わり新しく出来たカフェ。
「ノルンさん、どうしても聞きたいことがあるの」
「な、なに?」
ノルンは震えていた、手に持っているコーヒーが地震のように揺れている。
「ノルンさんは」
ノルンはごくんと唾を飲んだ。
「ノルンさんはクリートさんのこと好きなの?」
「ふぇ?」
予想を斜め上をいく答えだった。
「な、なんでそうなるの?」
「だってあなた、クリートさんと良い感じでしょ、あなたのクラスメイトから聞いたけど家族みたいなものとか言ったりしてたでしょ」
「た、た、確かに言いましたが」
「後地味に喋ってる時顔が赤いの、後今日クリートさんに1人で話そうと言われた時めっちゃ顔赤かったんだよ」
「え、えぇ」
この事実はノルン自身も知らなかった。
寧ろ知りたくなかった。(切実)
「でも確かにクリートさん、良い人よね」
「そうなんですか!?」
「そうよ、不器用に見せかけて隠れた優しさっていうか、女の子が誰しもキュンとすることをしてくれるのよ」
「そ、そうなんですね」
「だから惚れるのも仕方ないと思う」
「ははは」
ノルン自身なんとなくだがクリートといるとポカポカしたりドキドキしたりするのは知っていた。
「あの、もし、もしもクリートを落とすのならどういう手段を取りますか」
「お、いい質問だねぇ、やっぱり恋をしたことない人は徹底的に責めるのよ、そうすると落ちる、積極性を大事にしてみて」
「ありがとうございます」
「あなたならいけるわ、きっと」
「そ、そうですかねぇ、えへへ」
かなりデレてた。
その後何時間か責めについて教えてもらい、カフェ前で解散した。
「じゃあ、明日、戦果期待しているわ」
「いい結果が出せるよう努力します!」
と言うと2人は別々の道を歩き帰った。
家に着いた頃にはもう日は沈みかけていた。
家に入るとゲームを4人でしていた。
「おかえり!ノルン」
「た、ただいま」
ノルンは考えた、とにかく責めろと
「クリートさん、今日一緒に寝たいです」
「は!?」
さっきまでテレビの方を集中していたのに急に視線をノルンに向けた。
「怖いのでも見たのか?」
「いえ、一緒に寝たいので」
「貴様ずるい、私も一緒に寝たい」
「ヴェル〜!ヴェルとは大丈夫!」
「何か変なものでも食ったのか?」
「いえ変なものは食べてませんよ」
ノルンは考えた。
(あれ?教えて貰った通り責めてるのに落ちる気配がない)
若干焦ったがこういうものは焦りが死ということを教えてくれたので徹底的に攻めた。
「嫌いなのですか?」
「え、いや、まだ分からないな、好きかどうすら」
「ふぇ」
ノルンは白く燃え尽きた、そして明日必ずアフィーを処すと決意した。
「クリート君、君鈍すぎる」
「だ、だって」
「ノルンのさっきの行為はね恋」
「き、きゃぁー!」
と叫ぶとスクの顔にノルンの鞄が投げられた。
「ふごぉ!」
そしてそのまま部屋に行った。
クリート母さんが
「後で謝りに行った方がいいよ」
「え!でもどうやって」
「我が息子ながらこの鈍さにびっくりだ」
「貴様、ほんとに寝るのか!」
「ま、待ってくれ!」
「謝りに行った方が良いよ、恋心を持つ人の扱いは難しいわよ」
「え?なんて」
「そういう鈍さ父譲りだね」
クリートはノルンの部屋まで来た。
「ノルン、入るぞー」
そう言うとクリートは中に入った。
中には暗闇の中にノルンが座っていた。
「あの、その」
「なんだ、ノルン?」
「あの、こういう気持ちって直接言った方がいいですよね」
「どういう気持ちかわからないけどなんでも言ってみると良いよ」
「あの、好きです」
かなり小声だ、多分自信が無いのだと思う。
「す、すまない、もう一度お願いします」
「す、す、好きです!」
「す、好き?」
「は、はい」
ノルンの顔は真っ赤だ。
「はは、殺しに来たのか恋に落ちに来たのか、どっちなんだ」
と呟くと
「私、あなたの困っている人を感じるとどうしても動かなくちゃ行けない、という系の言葉に心打たれたのです」
「確かにそんなこと言ったが」
「そのようなかっこよさに惹かれてしまったのです」
「あ、ありがとう」
「・・・」
しばらく気まずい沈黙が流れた。
その沈黙を破ったのはクリートだ
「すまない、まだ来て1週間も経ってない、だからまだ気持ちがわからない、もう少し時間をください」
これがクリートの今の気持ちだ。
クリートは色恋沙汰を避けてきた、だから気持ちの変化に鈍い。
「わ、分かりました」
と曇った顔で言った。
とても気まずい。
クリートは申し訳なさと後悔でいっぱいだ。
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やる気と気合いがムンムン上がりますので




