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電験三種と過ごした日々  作者: 37,5or9
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9、年収240万円の生態

※ 今回もカネカネ言ってます。苦手な方はご注意ください。すみません。

 前回の話でもしかしたら「コイツ、年収と手取りの違い判ってないのでは?」と思われた方はいるだろうか。多分いないと思うけれどはっきりさせておこうと思う。手取りではなく年収が240万円だ。


 私の生活について話をしようと思う。

 年末に送られてきた、というかペーパーレス化のためネット上でダウンロードした源泉徴収票によると、私の去年の年収は240万円だった。


 月収が決まっているというわけではない。本当にアルバイトと同じような感じだ。時給が1300円、残業したら×1.25、それだけだ。昇給、ボーナスはなし。家賃補助もなし、交通費は少し出してもらえる。基本的に一生このまま。残業が多い年なら増える。時給が1300円なら1300×8×240で大体250万くらいということになる。(私は8時間より少し短いので240万くらいになります。)一度280万円にだったことがあるがその年は残業がすごく多かった。あとちなみに私は30代前半だ。


 どう思われただろうか、やはり少ねえ、メシウマと思われただろうか。そうであったなら嬉しい。4年みっちり働いて(コロナウイルスで一時無職にはなったが)貯金はそれなりにたまった。老後必要と言われる額の10分の1くらい溜まった。簡潔に言うと200万円弱貯まった。どう思われただろうか、やはり少ねえ、(以下繰り返し)。


 ということはこの10倍(正確には9倍)の年数働けば老後はそれなりにやっていけるというわけだ。つまりあと36年働けばいいわけで、そこまで行くと70手前。多分もう死んでるんじゃないかな。


※ 老後必要な資金はもちろん人によって異なると思います。というか老後っていつからのことなのか。


 一人暮らしをしている。そんな薄給(ハクキュウと今まで読んでいたけれどハッキュウと読むのが正しいそうだ。知らなかった)で家賃補助もないのに一人暮らしなんかするな、と思われるかもしれない。その通りだ。では何故実家で暮らしていないのかというと、実家に自分の部屋がないからだ。


 【ただ家賃は安い方だと思う。その分古いし隣の音は丸聞こえだったりする。家賃が安いからというのもあるかもしれないが、そもそも部屋の構造として、一つの部屋の真ん中に仕切りを入れて2つの部屋にしているような所で防音性に期待はできないと思う。次に部屋を探すときはその点を注意しようと思う。余計なお世話かもしれないが皆さんも部屋を探すときは気を付けて欲しい】

 


□□


 ちなみに手取りは16万とかそれくらいになる。生活はできる。


 あまり金のかかる趣味はない、というか金がないからそんな趣味を持てないというか。卵が先か鶏が先か。原因がどこにあるかはともかく、金があったらできたことがあったというのは疑いようのないことだ。


 一番大きな出費は2年に1度の車検だ。大体10万くらい持っていかれる。ただ古い車なので車検の時期関係なくあちこち取り換えないと行けなかったりして、車に関する出費でくくるともっと増える。2020年の春頃はガソリンが安かったけれど今は高いし。車の保険代も馬鹿にならない。


 車とか家賃とか生活に必須なものを除いたとき、一番金のかかっているのは映画だ。もちろん映画を撮るわけではなくて観に行くだけだ。気になるものがあるなら毎週でも見に行きたい。けち臭いと思われるかもしれないが、基本的にレイトショーしか観に行かない。映画は人の少ない日(封切りから少し経った日)を選んで最前列の真ん中に座る。


 最前列は見にくいけれど、他の人のことが気にならないし、その位置なら他人の邪魔にならないというのがいい。足も好きに延ばせる。(ただし自分よりも先に最前列を取っている方がいた場合はその人の邪魔にならない範囲で前の方に座る)もちろん基本的に一人でしか観に行かない。というか誘う相手がいない。


 食べ物は買わない。パンフレットも基本的に買わない。ただ映画を観て帰るだけ。電験の勉強をしていた頃は、映画が始まる前の時間はポケットサイズの参考書を開いて読んでいた。赤シートで隠しながら、公式を覚えようとしていた。

 

 2020年も2021年に引き続き、会社に映画鑑賞を禁止される時期が多くて困った。お盆明けに観たい映画があったが、ちょうど映画禁止の時期でそれが解除される頃にはもう映画は終わっていた。


 何故こんなに映画を観ようとするのか。それは自分の人生がつまらないからかもしれない。


□□


 死にはしないし、娯楽も最近では無料でネットで配信されるものも多くなってきている。


 映画の他には音楽にも助けられている。特に洗濯物を干すときや掃除をするときは音楽を聴きながらじゃないとできなくなってしまった。


 映画も音楽も、ありがたいことにどんなにいい映画でもいい歌でも支払う料金はほぼ一律だ。逆に観なければよかったと思う映画でも同じ料金を払わなければならない。コンサートとかではこうはいかないだろうけれど、一番前の席は高いだろうし、そもそも争奪戦に勝てる気もしない。

 電験を取れたらコンサートに行こうと思っていたバンドは、自分が合格する前に解散してしまった。


 生きてはいけるし、楽しいこともある。それでいいのだろうか。頑張って貯金をしようとし続けたら、これから先ずっとこれと同じ生活が続いていくだけだろう。時給が上がらない。いつ切られるか判らない。老化は進み続ける。


 正社員で働いていた頃、給料は今よりもやや良かったけれど、毎日しんどかった。金曜の夜は嬉しいけれど、日曜はもう駄目だ。最悪なのが映画を観ていてもふと仕事のことが心配になったり、嫌な事を思い出してしまったりすることだ。折角の映画が台無しになる。


 精神面の健康で言えば、派遣社員で働いている今の方がはるかにいい。

 どっちをとるか、という問題なのかもしれない。


 精神の安定を選んで給料、身分の安定、社会的な地位(こんなことを気にするから疲れるのかもしれない)を捨てるか。それともストレスを受け入れて頑張ってやっていくか。


 でも精神の健康より優先するものはあるだろうか。もしもストレスで疲れ切って仕事を辞めてしまって、もうこりごりだ、となっている方が居たら年収が240万とかでもいいなら派遣社員を勧めたい。ただ将来どうなるのかは判らない。結局、今の私のようになるかもしれない。


 知人は結婚したり子宝に恵まれたり。自分には無理だなとは思う。たまに見かけるネットの記事によると、結婚相手に求める年収が‥‥これはまあいいや。それに本当に好き同士ならあまり年収は関係ないような気がするが、これもちょっと私には判らない話だ。


 たまにポストに入っている近くマンションのチラシ、3000万円。無理だ。家を探してみても手が届きそうなものがあったと思ったら、土地だけの価格だったりする。


 派遣社員なら確かに仕事上での不安もストレスも少ない(もちろん会社によります)、でも将来への不安は正社員以上にあるのかもしれない。


 覚悟を決めればいいのかもしれない。もうこれ以上求めないと。キリがないことだから。人の幸せは金ではない。生きていけるだけ、仕事があるだけで幸せだと思えればよいのかもしれない。


 どうなんだろう。今日も隣のいびきがうるせえと思いながら、寝る。(これに関しては引っ越せばいいだけなのですが、引っ越しにかかる費用でさえ正直痛いという話です)


 これは余裕のある生活と言えるだろうか。1人で生きていくには何とかなる。働けるうちは。でも、誰かを助けることは難しいだろうか。


□□


 最近求人を調べ出して思うのが、派遣をやるよりも給料が少ない正社員の仕事も少ないということだ。私の職場では、子供がある程度大きくなった奥様達が多く働いている。正社員よりも融通が利きストレスも少ない、これで給料も高いとなればわざわざ正社員を選ぶ必要はないのかもしれない。安定はないとしても。

 ※ 飽くまでも個人の感想です。派遣を勧めているわけではありません。


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