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 ・・・・・・。


 まぁ都合よく気絶なんかできないわけで。

 多分あと2時間もすれば目覚めて遅めの昼ごはんになるわけで。

 納豆食べたい納豆。こっちにはなさそうな納豆。


 今が春休み中で本当に良かったと思ってる。

 じゃなきゃ中2病ならぬ高2病と自己診断した挙句

 そのうち寝過ぎて出席日数足りなくて留年で悶え死ぬ。



 とりあえず冷静になるためにもいつも通りを目指して

 白い画面を黒く埋めていくのだけれども

 鼻先をくすぐる金色の髪が目にもうるさい。


 何故少年を後ろから抱っこしなきゃいけないのかしら。


 「というか見ていてつまらなくなーい?」


 「んー?何もしなくていい時間って贅沢だよねぇ」


 ふわふわと微笑む少年よ、君はいくつですか。その若さですでに苦労してるんですか。そうですか。


 木炭を持ってる手は汚れているし、もう片方はシートベルト代わりだし

 なでなでする代わりに顎で頭頂部をぐりぐりする。


 「あ、だめだ離れて」


 ゆるゆると過ごしているとその時がきたのがわかる。

 いつもの感じ。こちら側の意識が閉じる時はまるで貧血そのもの。


 目の前が砂嵐からのブラックアウト。



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