1話「無題」
僕はなにも持っていない
そう思ったのはいつからだっただろうか
自分が凡人だと自覚したのはいつだったろうか
きっときっかけなんてものはなかったのだろう
小さなことが積みかさないりそう自覚することが出来たのだろう
君の世界に光はあるかな?
僕の世界にはないよ
だって僕の世界は僕ではない誰かを中心に回っているのだから
僕の世界は灰色だ
夢も希望もない残酷で優しい世界だ
そんな世界が僕は大嫌いだ
電子音が部屋全体に響きわたる
またこんな事夢を見るなんて僕も成長しないな
僕がこんなに許容できないとは思わなかったな
まあ、僕だし仕方ないか
ふっと自分自身に対しての嘲笑
ああ、今日から学校だ
こんな事してる暇なかったな
手早く朝食を済ませ制服に着替える
「いってきます」
誰もいない家にそう言いドアを開ける
歩いていると桜が見える
植物に興味が無い僕からしてみれば特に綺麗だなんて思うこともない
ただそこにあると思うだけだ
学校に近づくにつれ同じ制服を来た人が多くなってきた
昇降口に書いてあった教室に向かい自分の席に座り鞄から本を取り出して読む
読書をしていると一人の教師が入ってくる
「えー、今日から皆の担任になった秋山だ。一年間よろしくな」
とても簡単な挨拶をしたあと今後の日程について話を始めた
こうして僕の高校生活2年目が始まった
まず初めまして
そしてこの話しを読んでくれてありがとうございます
小説を書くのは今回が初めての事なのでつまらなかったり、おそかったり、といろいろ至らない事がたくさんあると思います。その時は言ってくださるとありがたいです。もちろん面白かったなどコメントも嬉しいです!
それでは次回でまたお会いしましょう