表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Bee  作者: 桜餡
6/9

蜜蜂の針

奴…ロイは大きな目を細めて、少し口の端をあげた。

やっぱり猫みたいだ。

「おれ…いや、私もお話ししたいことがたくさんあります。」

なんか、敬語?

「うん、わかった。先に私から話すよ。あのね、…覚悟して聞いて。」

「はい。」

心なしか緊張しているように感じる。

「あなたってあの島、モユ島の出身…だよね?」

「?はい、そうです。」

「ステラって人解る…?」

言葉がでてこない。

「ステラと知り合いですか?」

「知り合いって言うか、私が一方的に知ってるって言うか…。」


ステラと聞いたら雰囲気が変わった。

彼女はきっと愛される星のもとにうまれたひと。なんだな…

なんだか泣きたくなってきた。

「ステラがどうしました?」

ステラのために優しい声をだすんだね。

「えっと、結婚…するみたい。」

「…は?」

「あの、モユ島のステラさんが、今月けっ結婚されるます!」

言った!言ってやった!多少噛んだけど、一番重要な情報は言えた。

いつの間にかうつむいていた私は勇気とかいろんなものを総動員して顔をあげた。

そこには、理解出来ないって顔をしたロイという人がたっていて…。

また、私はうつむいた。

もっとこの人を傷つける残酷なことを言わないといけない

「婚約、していたんでしょ…?」

「…」

「えっと、あなたは戦死したと皆思ってる…彼女も。でもやっと立ち直って結婚する事になった…みたい。」

言いたくないのに。

背徳感というか、誰かの悪事を告げ口している気分だ。


ちょっと入院していました。

ゆっくりのんびり更新ですみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ