表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Bee  作者: 桜餡
5/9

蜜蜂の助言

「元気になったみたいだね?よく眠れた?」

私は、色々聞きたいことを飲み込んでそう言った。


あの島出身?

婚約者とか、いた?

いや、いる?が正しいのか?

聞きたいけど、聞いて良いんだろうか。


「ありがとうございます。温かくしてもらったお陰です。」

布団の中の瓶をとりだして笑う。


まだ、そうと決まった訳じゃない。

情報が無さすぎる。

「休めって引き留めちゃったけど、時間大丈夫?」

「はい。急いでたんですけど、良く考えたら慌てなくてもよかったんで、大丈夫です。それより飲まず食わずの上にどしゃ降りで、体温奪われて死ぬとこでした。本当にありがとうございます。」


婚約者、のために急いでた?

その婚約者って、ステラ?



「…どうしました?」

よっぽど変な顔してたらしい。

「あー。ううん。なんでもない。…そう言えば名乗ってなかったね?私、

ニーナ。」

ぎこちなく、つっかえつっかえしゃべってしまった。

「…ニーナ、さん?」

「うん、ニーナ。よろしく?」

何て言ったらいいかわからなくて疑問形になってしまった。

「よろしくお願いします。」

ニッコリ、キラキラしながら、こいつは私の手をとった。

握手されてしまったのはいいけど、てを放さない。

「俺は、ロイといいます。このお礼は必ずさせてください。」



嫌な予感は当たるものだ。

死んだ婚約者の名前。


「…あなたに、話さないといけないことがあるかもしれない。」

なんて言えば良い?

あなた、幽霊じゃないよね?

いやいや、違う。


島のみんなも、彼女も貴方は戦争のとき、死んだと思ってる。


そんなこと言えない。

でも今彼が彼女の前に現れたらどうなる?

最終的には皆傷付くだけじゃない?

どうすれば?どう言えば誰も傷つかないんだろう。

傷つけて、メチャクチャになったって別に関係ない。

そんな考えがふとわいて、あわてて消す。

本当に私は嫌な人間だ。


頭が、グチャグチャすぎる。

考えがまとまらない。


名前、はじめは違う名前でした。

とある作品と被ってしまったことに気づいて 、慌てて考え直したのですがしっくり来なくて決まらず。

もう、なんでも良くなって適当に決めてしまいました。

ニーナ、ロイ共に短い名前になってしまいましたが呼びやすくていいかと思うことにしました 。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ