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Bee  作者: 桜餡
2/9

蜜蜂の巣

トンデモ展開注意

やっと始まる。

海の方を見ながら随分ぼーっとしていたみたいだ。随分濡れてしまった。

後ろから足音が聞こえて振り向くと軍人が歩いていた。

淡い栗色の髪をずぶ濡れにして、うつむいてあるいている。

…軍人なんて、久々に見た。戦争を思い出すから軍服は嫌い。

戦争が終わった当初は徴兵から帰ってきた人をよく見かけたけど、3年もすると殆ど見なくなっていたからかその軍人が珍しく感じてやたらと気になった。

私の前を通りすぎ、軍人はゆっくりと顔を上げ海の方を見た。

後ろ姿をみてちょっと違和感。

なんだか、軍人にしては細いんじゃないか?

身長はそこそこあるけどヒョロヒョロで、今にも倒れそう。

まあ、関係ないか。そう思って家にはいろうとしたんだけど。

目をはなそうとしたら、軍人がうしろに傾いてきた。

ドサッというかバタリというかその中間のおとをたててヒョロヒョロ軍人は本当に倒れた。


放って置けなかった。

一瞬あっけにとられてしまったが、慌てて駆け寄る。

「大丈夫ですか?どうされました?」

こういうときって、こんなことばしかでない。

触ってみると、冷たい。凍えてる?

「……」

「え?」

「…寒い…」

体を暖める事が先決のようなきがする。

「このままだと野垂れ死にしますよ!しっかりして下さい!」

私は、ちょっとパニックになってた。

人を呼ぶこととか無視とかできたはずなのに、よりによって抱き上げて肩を組んで自分の家にあげてしまった。

ソファに座らせて、乾いたタオルをわたす。

暖炉に火をおこして、ミルクを暖める。

夢でも見ているようなおかしな感覚。

見ず知らずの男性を家にあげて、ホットミルクを飲ませている。

体を暖めるためにほんとはブランデーとかが良いのかも知れないけど、ラムケーキ用のラム酒しかなかったのでやめておいた。


彼が置いていった男物の寝間着と下着を用意したが、相当衰弱しているらしく着替えを持ったままぼーっとしていたヒョロ男君を(なんて呼べばいいか分からないからヒョロ男)服をぬがしてやり、体をふいてやって、シャツを着せてあげた。

ヒョロヒョロとした印象してたのに、筋肉と怪我のあとが凄かった。

猫とか豹、チーター?そんなイメージ。

スミマセン

ぽつりとヒョロ男改めチータがいった。

「体、暖まってきました。有り難うございます。」

ホットミルクで体力もちょっと回復したのか顔にあかみがさしてきた。

「下、自分で変えれます…」

今、気付きました。照れてたんだよね!ごめんね、下半身はやるつもりなかったからさ、とりあえず上だけでもと思っただけってこっちまで照れるじゃないか!

は、恥ずかしい。

「これ、もう着ないと思うから、ええと。どうぞ?気にしないで着て…」

急にしどろもどろになってしまった…そんな私をみて、チータはくすりと笑った。

チータはよくみたら水もしたたるいいおとこ。だった。

スマホで書いてるので、誤変換と誤入力が半端ない。

誤字脱字その他教えてくださると助かります。

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