表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつも君がいた  作者: 遙香
1/139

000:プロローグ

筆者自身が「あーこんな恋愛したいー」と思う要素を詰め込んでおりますので、

あまーいラブラブが苦手な方には不向きと思われます。

尚、プロローグの頭のメモは『きみがすきだよ』と言う曲の歌詞を若干(いや、かなり)パクっております。


『心から、君が好きだよ。


君が好きだよ、誰よりも。


いつも見てる。遠くから。


一人ぼっちの君を守りたい。』



 転校してすぐ、学校の図書室で借りた本の間に、流れるような美しい文字でかかれたメモが挟んであった。

誰かの秘密を見てしまったようで、胸がドキドキした。


でも、そんな風に想われる女性ヒトがうらやましくもあった。


 佐倉零さくられいは両親が海外赴任で不在となるあおりを受け、高校3年に進学する春に転校することが決まり、遠方からの生徒を受け入れるために寮制度のあるここ、私立白金台高校へ編入した。

数ある高校の中からこの高校を選んだのにはいくつかの理由がある。一つは、学力が国内でも指折りの進学校であること、海外の大学への進学サポートがある事、そして、自分の事を誰もしらない、故郷から離れたところにある事。

 零は忘れたかった。今までの人生を。ありきたりの高校で、夢を持って努力することがいじめの対象となる理不尽な場所での生活を。 

 

 今日からは、新しい自分。


 顔をあげて、自分の目線で歩いていこう。背伸びをし過ぎて足元の小石につまずかないように。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ