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パーティから追放された件とは無関係な俺の話。

冒険者のヴァンが異世界ファンタジーあるあるを皮肉的な視点で突っ込んでいくギャグ異世界ファンタジー!

ここは冒険者たちが集まる、街で1番大きい酒場。

今日も冒険者達がいつものように酒をくみかわしたり、お喋りをしたりして楽しんでいた。かくゆう俺ヴァン・シュカインもクエストの疲れを癒すべく1人でしっぽりと楽しんでいたのだが…


「マルス、おまえはこのパーティから脱退してもらう!」

「え!?どうしてだよ!ガイ!俺たちここまで一緒に頑張ってきたじゃないか!」

「どうしてだと?お前が使えねーからに決まってるからだよ!」


え?何?喧嘩?隣の席のパーティの人達やけに空気重いなて思ってたら結構おっきな喧嘩になってるじゃん。強制的に脱退なんてあの人可哀想だな…


「使えないなんて!そんな…なんか言ってくれよアリス!」

「たった今ガイ様が言ってくれた通りあなたは使い物になりませんわ。私も追放すべきかと」

ひでーな、こりゃ…よっぽど使い物にならなかったんだなぁマルスくん。

「エリカ!お前は違うよな?俺を見捨てないで居てくれるよな。」

「近寄るな。ゴミ。お前みたいなクズがパーティにいると空気が汚れる。さっさと出ていけ!カメムシ男!」

エリカ怖!マルスくんは何したの?よっぽどなことない限りこんな言われないよ!?最初から最後まで悪口で文章が構成されてたよ!?

「アルマ!いつもお前は俺に優しくしてくれたよな!俺はお前のこと信じてるぜ!」

「…なんか陰毛が喋ってるのですが幻覚でしょうか?」

ほんとに何したんだァこいつ!陰毛扱いされてるぞ!人として見られてないぞ!よっぽどのやらかしがないとこんな言われねーぞ!

「お前ら好き放題言いやがって!俺がポーション作ったり、支援魔法のおかげでここまでやってこれたってのに!」

マルスくんはヒーラーなのか。

「お前がいなくったってなァ俺らはつえーんだわ。何もしてねーくせに報酬貰ってるのも腹が立つんだよ!」

こいつ…ヒーラーが重要ジョブってこと知らねーのか?そんなはずはない。こいつら見た感じ冒険者ランクも高そうだしそれぐらいのことは知ってるはずだぞ。ならどうして…?

「俺が抜けた穴はどうするんだ!ヒーラーがいないと困ることが多いぞ!」

「安心しろぉ。もう既にとある女のヒーラーに話はつけてある。だからお前がいつ居なくっても大丈夫なんだよ!」

ふーん。なるほど、だいたい話は見えてきた。このガイって奴はハーレムパーティを作りたいんだな。だからマルスくんを追い出したいと…下心丸出しで下品なやつだぜ。冒険者の風上にも置けないクズ野郎だなこりゃ。それの話にまんまと乗せられてる女の子三人も三人だ。お前らも利用されてるってのに、ったく。

「俺が何したって言うんだ…酷い…酷すぎる!!」

「酷いですって…?」

「信じられませんわ…!」




「あたし達のパンツ盗んでそのパンツをポーションに漬けてあんたがごくごく飲んでたじゃない!」


ホントに何してんだァァ!!!!冒険者とかじゃなくて人間の風上にも置けないことしてるね!てかなに?ポーションにパンツ漬けるって?そもそもパンツ漬けるてなに?どういう言葉?聞いたことないし今後使うことの無い語彙を掘り起こしてくんなっ!

「なんでそれを!?」

じゃねーよ!ごくごく音立てて飲んでるからバレんだよ!それにしれっとパンツ窃盗してるね君!?ポーションのくだりがキモすぎて流すところだったわ!


ガタン!


…ん?


「わかった。それは謝る。ただそれはそれだ。ガイ!お前の言う通りにしてやる…俺はたった今このパーティを抜ける。今まで世話になったな」


バタン!!


逃げたァ!いい感じ風にまとめて帰りやがった!『それはそれだ。』とか言ってなかったことにしようとしてたなアイツ。まぁぶっちゃけ変態が1人減ったんだし、ガイはハーレムを作れるし結果的に丸く治まったのか…な?まぁ俺には関係ないし別にいいか。


数日後…


今日も疲れたなぁ。今日も飲んでゆっくりと休むとするか。ん?あの4人は?


「はぁぁぁ。最近全然クエストをこなせねぇな。」

「そうね…体が前より重くなったというか。」

「モンスターのレベルが上がったのでしょうか?思うように倒せなくなりましたわ。」


前のパーティの追放で揉めてた奴らか。その後どうなったか気になるな…隣に座って話を盗み聞きするか!


「新しく入ったヒーラーさん悪い人では無いのですが、マルスと比べてしまうとポーションの回復量や支援魔法の効果などが実感できないというか…」

「たしかに!あいつがいた時は体が信じられないくらい軽くて力が溢れてたっていうか…とにかく今はそれが感じられないのよ。」


おいおいおいおい…もしかしてあいつ有能だったのか?あのパンツ漬けマンが?でも、体が軽くなったり力が溢れるほどわかりやすく実感できる支援魔法なんて聞いたことないぞ?マルスくんが仮にとてつもない才能を持ったヒーラーだったとしたらこいつらは自分たちで墓穴を掘ったってことだ。それよりガイってやつはずっと無言だな…そりゃそうだよな。じつはここまで来れたのはマルスくんのおかげだったと気付かされたんだからな。まぁ今回は自業自得というか…痛みわけというか…


バッ!


「っ!なによ!ガイ!急に立ち上がったりして!気持ちはわかるけど落ち着いて…」


「パン…て」

「え?何んですか?聞こえませんわ?」


「パンツ漬けポーションてどんな味するんだろうぉ!」

「は?」

「は?」

「は?」

は?

何を言ってるのこいつは。すげー真剣な顔して悩んでたのはこれ!?ずっと気になってたんだパンツ漬けポーション!クエスト達成出来てねーのこいつの煩悩のせいも何割かあるだろ!

「あいつだけずりーよ!!俺も飲みてーよ!パンポン飲んで元気になりてーよ!」

欲望の塊じゃねぇか!てかパンポンてなんだよ!?何サラッと浸透させようとして略してんだよ!一刻も早く語彙から消したい言葉なのにより深く刻まれたらどうすんだよ!?

「ガイ?」

「へ?」

「死んでください。陰毛以下のチンカスクズキモ人間」

「へ?」


おいおい。死んだな、ありゃ。


その後あのパーティは解散した。アリス、エリカ、アルマ達は女の子達でパーティを作り上げ日々努力しクエストをこなしているらしい。

噂によるとマルスは自由に冒険をして色んな街を練り歩いているらしい。まぁ今回こそ丸く収まった気がする。まぁ色々あったが全部俺には関係ない話だったんだけどな。


ちなみにガイの姿を見たものはいない。







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