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知っている天井。

古い木の匂い、窓の外で風がそよぐ音、誰かの話し声。

何かに違和感を感じた僕は、奇妙な感覚の原因を探すように意識を覚醒させる。


まず視界に入ってきたのは、木製で板張りの天井。

知っているはずなのに、知らない。

寝起きのぼんやりとした意識の中でその理由を探る。


「……ああ、〘血の狂宴〙の飛空艇内の一室か」


VRMMO〘幻想海楼〙というゲームの、クランで移動する際に使う飛空艇の個別に用意された一室。

僕は副団長なので、他のメンバーよりも少し広い部屋が割り当てられている。

移動中のログインとログアウト時にしか利用していないが、だからこそ憶えていたとも言える。


「ん? 僕はいつログインしたんだ……?」


自身の記憶を遡ってみるが、クラン全員の装備を最新のものへと更新するために、先日充てられたパッチの一つである〘獄炎回廊〙ダンジョンで狩りをしていたところで終わっている。


――そう、確か三十時間くらいぶっ続けでアイテムを収集して、寝落ち脱落者を何人も出しながら無事最後まで完遂したんだった。流石のアストラスも音を上げてたのが印象深かったからよく憶えている。


「……ログアウトする前に寝落ちしちゃったパターンか、これ」


そう思ってログアウトボタンを探そうとして――、視界の何処にもUIがないことに気づく。

まだ寝ぼけているのか、と自嘲しつつ、どうやってかUIを出そうと身振り手振り、気づくと視界にUIが戻ってきていた。


「何だ? 夢みたいだな……」


現実のようで現実ではない感覚に、自分は今夢を見ているのではないかと錯覚する。

思考が変な方向へ逸れようとしていた時、扉越しに聴こえていた話し声がコチラに近づいてくるのに気づいた。

バンッという勢いのある音と共に扉が開かれ、馴染のあるローブ姿の少女が入ってきた。

何やら鬼気迫った表情で部屋を見回しているが、昨日の決闘での煽りを思い出したのかもしれない。


「マーリン! 居る!?」

「あ、あぁ、おはよう? ルーヴァ」

「っ……」


僕の姿を認めたミネルヴァは、先程までの勢いは何処にいったのか、唖然とした表情になる。

何かおかしいことでも言っただろうか。


「……アンタまだ寝てたの? その余裕綽々の表情を見てると焦ってるこっちが馬鹿らしくなるじゃない」

「いや、それより。ログアウトボタンが無いんだけど、これどういう状況?」

「アタシはそれを聞きに来たんだけど、寝てたのなら私の方が情報を持ってるみたいね」


それを皮切りに、彼女は現在〘幻想海楼〙がどのような状態になっているのかを説明し始めた。

飛空艇は〘獄炎回廊〙ダンジョンからホームタウンである神聖国ロストヴェインに帰還するために航行中という。これは記憶と全く相違ないので頷いておく。

そして、現在団員は昨日仕事や用事でログアウトしていた者もログインしており、クランメンバーのリストを見ても全員がログインしている状態だという。


「現在のVR技術が如何に優れていたとしても、筐体に収まっていない人をログインできるようには設計されていないと思うけど……。まあ、僕はさておき皆は解散した後ログアウトしたはずだし、ミネルヴァもそうなんだよね?」

「――ええ、そうよ。アタシはアンタに散々煽られたせいで、ログアウトした後アイス爆食いして寝たからよく憶えてるわ」

「ははは、それはごめん。けどルーヴァから勝負を吹っかけて来たんだからお互い様だよね」

「アンタが毎回勝つ度に煽るからでしょ! ――話を戻すけど、アンタログアウトしてなかったの? あの後何してたのよ」

「いや、一周回って眠くなかったからホームタウンコマンドで先に聖都に戻って、杖を最大強化してからアイテム整理して……飛空艇に戻ってきてベッドで寝落ちしたから、ログアウトできてなかったんだよね」

「そんなことしてるからまだ寝てたわけね」

「え、関係あるの?」

「いや結構騒がしかったでしょ? まだ寝てる奴の方が少数派よ」


彼女の批難する視線に明後日の方向を向きつつ、思考を整理する。

ログインしていない人がログインしている以上、ここは〘幻想海楼〙のサーバー内ではなく、どこか別の類似した場所ということになる。

そしてログアウトだけができないという状況はあまりにも作為的なものを感じざるを得ない。


「運営への連絡は?」

「当然試したけど、今のところ回答は返ってきてないわ。そもそもこの世界、明らかにポリゴンでできてないから、運営が居たとして対処できるとも思えないわよ」


そう言いながら、彼女は眼前に掌を向けてきた。

ほんのり赤みを帯びた白磁のような肌に、線が細くて可愛らしい女の子の手だ。


「な、何言って! 急にそういうこと言うんじゃないわよ! ――そんなことより何が言いたいのか分かるでしょ?」

「大規模な処理の関係上、避けられないポリゴンのカクつきが無くなってるね」

「そういうこと。――こんなの人間そのものじゃない。五感全てを再現したVRMMOを謳ってはいたけれど、全てのアイテムや建物、プレイヤーにこんな情報量を割り当てたらサーバーが処理落ちするはず」


彼女に言われてようやく気付いたが、手のひらには指紋がありシーツには小さな埃がついている。

もし更新パッチでこれを充てようと考えた開発の人間が居たのなら、サーバーが壊れるから止めろと同僚に羽交い締めにされたはずだ。


「結論からすると、この世界は全くの異世界だと考えたほうが良いわけだね」

「そうよ。だからアンタは早くそのベッドから出て、副団長として混乱しているクランの面々を落ち着かせに行きなさいよ」

「団長は?」

「今は全員をクランホールに集める為に部屋を回ってるところ。私が来たのは団長が起こしにいけって言ったからよ」

「ん? クランメンバーのリストから一人一人DM飛ばした方が……ああ、寝てたら気づかないからか」

「そういうこと」


DMのアイコンの横に99と表示されており、確認するとクランメンバーから阿鼻叫喚のようなヘルプメッセージが届いている。団長であるアストラスからも来ており、ただ一言”寝坊助野郎”と書かれていた。

意訳すると”いつまで寝てんだ早く副団長として仕事しろ”だろう。

ミネルヴァからも来ているが、コチラはDMではなくDC、ダイレクトコールだ。電話機能で直電してきている。30分くらい前に掛かってきているので、多分状況を把握するために僕を頼ったのだろう。大体クランでの集団行動、レイド戦や新領域攻略の時は、僕が作戦立案のまとめ役をやらされているので、今回もその役回りを求められているわけだ。どちらかといえば得意な領分だし副団長だからやるのは吝かではないが、寝起きに突然駆り出されると社畜のようであまり気の良いものではない。


「とりあえず、クランホールに行ってみようか」

「ええ、きゃーー」


僕は立ち上がるとミネルヴァの手を取り、アイテムボックスから取り出した腕輪を通して魔法を発動してみる。


――〘空間転移〙


一瞬の浮遊感の後、円卓を囲むように段々の椅子が配置されている見慣れた部屋へと転移する。

円卓を囲んで座っているのが半分、立ってそれぞれ何かを試しているのが半分、クランホールの出入口に現れた僕と焦るミネルヴァに気づくや否や円卓の席に着き始める。

昨日までと何ら変わらないその行動に、まるでまだゲームの中なのではないかと錯覚し、思わず笑みが溢れてしまう。

そんな僕の様子が〘大賢者〙とかいう分不相応な二つ名を強化してしまうのだが。

最初に名付けた匿名掲示板の奴を僕は絶対に許すことはないだろう。



「まだ団長やメンバーが揃っていないけど、情報交換だけはしておこうか」


そうして各々メンバー達が気づいた〘幻想海楼〙との相違点を述べていく。

僕は会議の進行をしながら、クラン掲示板の方に得られた情報を追加していく。

流石は日本鯖一位のクランに所属している猛者達である。騒動から二時間も経っていないのによくもまあこれほど情報を集められたものだと感心する。

そしてその間に続々とメンバーが集まり、最後に団長であるアストラスが部屋に入ってくる。

赤の艷やかな髪を翻しながら僕の横に座った彼女から、花の良い香りが漂ってくる。

昨日まではアバターに匂い等のパッチが当たっていなかったので、これは異世界になった影響の一つなのだろう。


「待たせたな」

「いえ、寝過ごした分の仕事はさせてもらいましたよ」

「まったく、こんな状況なのに回る舌は通常運転か。頼もしい限りだ」

「団長には言われたくないですね、その大胆不敵に笑う余裕は何処から来るんですか?」

「はっ、それこそお互い様だろう。――だが一つ言えるとすれば、廃人にはそれ程深刻な影響はないってことだ」

「なるほど、それは道理だ」


僕達のクラン〘血の狂宴〙に参加しているメンバーは全員廃課金の廃人ばかりで構成されていて、日常の余暇を全てゲーム内で過ごしているのがデフォルトだ。僕も含めてそんな連中なのであれば現実を失っても、比較的冷静で居られるわけだ。逆に言えば――ほぼログインしていなかったプレイヤーの心中は悲惨という言葉では表せない筆舌に尽くし難いものだろう。初心者が居る最初の大陸の街の状況などは想像もしたくない。


「さて、後から来た方はクラン掲示板で”ゲームとこの世界の相違点について”を読みながら聞いてくれ。全クランメンバーが揃ったので、早速議題に話を進めたいと思う」


僕はそういってアストラスを見るが、彼女は先を進めるよう顎で促す。

どうやら議題についても僕主導で行くつもりのようだ。

まあクラン掲示板を読む時間をくれ、ということだろう。


「議題は”異世界での我々の活動方針について”だ。〘幻想海楼〙での活動方針は〘全未踏破区域とダンジョンの最速攻略〙だったが、現実となった世界でそれでもこの活動方針をそのまま継続するかは再検討すべきだ。ただこれは〘血の狂宴〙というクランのアイデンティティでもあるから、変更は最後の手段だと思ってくれ」

「……ふむ。――マーリン、お主が提示した議題じゃ、具体的にどういった改変が望ましいと考える」


蓄えられた白髪交じりの顎髭を無骨な手で撫でる小人族の男、ルヴァキンが鋭い眼光で問う。

元々ゲーム時代から凄まじい威圧感と重々しいロールプレイが売りのプレイヤーだったが、異世界になってより一層役に磨きがかかったように見える。もっとも今はあの風貌が彼そのものなのだが。

彼の言葉は最もだが、いつも僕が議論で意見をすると皆それでいいというような流れができるのが嫌で、意図して言わなかったのだ。

しかし直接言われてしまえば、逃げることはできない。


「僕の意見は割と極端な意見だから参考程度に捉えてほしいのだけど、――〘変更無しで継続する〙べきだと考えている」

「――」

「――ガッハッハ! 漢らしい漢よ! それでこそ我らがクランの二番手じゃ」

「ルヴァキン、何がおかしい! こんなイカれた状況で未踏破区域の攻略の継続だぞ!? 正気じゃない!」

「何を怯えておる長耳の。歳をとってもおつむは取れぬか? いや、逆におつむが必要な歳かの?」

「――貴様っ……。いいだろう、前衛は貴様の役目だからな、死んでも人のせいにするなよ」


 想像だにしない意見に困惑してざわつくメンバーと剣呑な雰囲気で喧騒に包まれるクランホール。

 流石にここまで強い意見をしては、いつものようにはいかないらしい。


「まだ話の途中だよ、皆」

「……続きを聞かせてもらおうじゃないか。おい皆っ、席につけ!」

「ありがとう、アーチャーさん」

「ふん、私が声を荒げたのが原因だ。それよりどういった考えてその結論に至ったのか早く聞かせろ」


 先程まで剣呑な雰囲気で言い合っていたルヴァキンとアーチャーの二人だが、別に彼らは仲が悪いわけではない。どちらもロールプレイ偏重のスタイルで、お互い冗談だと理解していながら煽り合いをしているのだ。こんな状況でもそのスタイルを貫くのは筋金入りだと思うが、今回は流石に動揺していたアーチャーをルヴァキンが上手く誘い込んで冷静に戻す意図があったのだろうと思う。


「――まず一つ目の理由は、僕達は脆いということ。本当に長い時間を共有した仲だけど、それは殆どゲームの中だけの付き合いでしか無い。そんな状態でクランの方針転換というこれまでの歩みや統一されていた目的意識を無に帰す行為をすれば、きっと僕達はバラバラになる」

『……』


場はしんと静まり返り、それぞれが思い当たる節があるのか険しい表情で考え込んでいる。

僕の言葉の根幹にあるのは、このクランに加入している48名全員で紡いできた歴史を、こんなくだらない最後で終えたくはないというただそれだけ。


「二つ目は、帰還方法やこの現象を説明できる何かについて探すのに、ダンジョンはまだしも未踏破区域は必ず避けては通れない道だからだ。この日本鯖において、僕達ほどそれが得意なプレイヤーは居ないだろう?」

『――』


ぽつぽつと相槌やうめき声のような嘆息が聴こえてくる。

誰かがやるしかないのなら、それはきっと自分達が最も適しているのだ。

死が怖くて逃げていて、何が最強クランだろうか。

口だけの最強クランほどダサいものはない。


「そして三つ目は、――その方が面白いからだ。他の攻略クランは混乱の最中、情報収集のために暫く活動しないしできないだろう。街のプレイヤー達は絶望に打ち拉がれ、これまで通り活動できる人は極僅か。そんなふうになるのが当たり前の状況で、以前と同じように活動を続ける。そんなクランがあるとしたら、〘血の狂宴〙をおいて他にないと思わないか?」


静寂に包まれたホール。

だが確実に僕の言葉の熱が広がっていくのを感じる。

一人、立ち上がる。

「俺はマーリンの意見に賛成する。最強クランの廃人共がビビってどうすんだって話よ」

また一人、その言葉を聞いて立ち上がる。

「……私も、賛成します。これは私達にしか、できないことですから」


「確かに……」

「何だかんだ言って、蘇生魔法はあるしな」

「帰るにしても、やることは変わらないか……」


次第に流れは賛同の方へ傾き始め、全体の熱気が上昇していく。


「てかマーリンの言う事聞いときゃ何とかなるよな」

「ガハハ! 儂等はただ無言で〘大賢者〙の策を実行すりゃいいだけじゃ! こんな簡単なことはあるまい!」

「はぁ…、コイツの意見はともかく。マーリンは信用している。この場は賛成しておこう」


「「「「ウォ大大大大オオオ!!!!!」」」」


暑苦しいまでの熱量と声量が鼓膜を震わせる。

先程まで戦いを渋っていた奴らの姿は既になかった。

想像以上にメンバーが闘志を燃やしてしまったことに動揺する。

ただ意見を述べただけで、ここまで派手に火を着けてしまった責任は、僕が取らなければいけないのだろうか。

呆然として立ち尽くしていると、背中をバンと叩かれる。

隣を見やれば、呆れた表情で笑っているアストラスがいた。


「……たくっ、お前というやつは。コレは何だ? あんなことができるなら先に言っておいてくれ。お陰で団長様の仕事が無くなってしまったじゃないか」

「たまたま上手くいっただけ、というかただ意見を求められたから答えただけだよ。それにまだ僕達は何もしていない。団長様には僕の焚き付けた責任を背負ってもらおうかな」

「うら若き乙女に48人の命を背負えって? ウチの副団長はいつの間にか鬼畜生になってしまっていたようだ」

「同じ船に乗ってるんだから、これは信頼と受け取ってもらいたいね」

「親愛なら受け取るぞ?」

「それは残念。今のところ愛は弟子の上につけてるから無理そうだ」

「――誰がアンタの弟子よ。てかあんな熱いこと語った後になに言葉遊びしてんのよ! 余韻が台無しじゃない」


突然下から声が聞こえ、視線を下げるとミネルヴァが両手を腰に据えてジト目で睨んでいた。

いつからそこに居たのだろうか。声がかけられるまで気づきもしなかった。


「ごめんごめん、でもネーヴァも熱いと思ってくれたんだ」

「――、まー別に? 私もせっかく苦労して装備の素材集めたのに、攻略しないんじゃ意味ないとは思ってたから、共感くらいはしてあげるわ」


全く熱いと思ったことの説明にはなっていないが、ミネルヴァも毎日のように僕に決闘を仕掛けてくるくらいの武闘派である。死の危険に怯えて闘えないということは無いだろう。


「よし、皆の者! まだ街に着くまでは時間がある! 宴と洒落込もうではないか!」

「ウォ大大大大オオオ!!! そういやこの世界の酒は酔えるんじゃないか!?」

「マジかよ それならもっと購入しとけば……」


どうやらこの場は宴へと移行してしまうようだ。

もう彼らの中では議題は既に解決したこととなっているらしい。


「こうなるから僕は意見を出したくなかったんだ」

「くくっ、魔法使いより詐欺師のほうが向いてるんじゃない?」

「その場合、ルーヴァは詐欺師にも勝てない魔法使いになっちゃうけど」

「ふんっ、私が、じゃなくてサーバーのほぼすべての戦闘職がでしょ。アンタが異常なだけだから」

「それを言ったら隣りにいる現一位の剣士様も異常ってことになるけど」

「おっと? この変人と私を同じにしてもらっては困るな」

「ち、違うわよ団長! 団長はまだ人間味があるというか、剣士特有の弱点が残っているだけこいつとは違うというか――」

「はははっ、確かにその通りだ。こいつは魔法使いに癖に接近戦に持ち込んでも勝率は50%切らないし、私もランキング戦でこいつにだけは当たりたくなかったな」


そういって僕の異常性を酒の肴に花を咲かせだす二人の背を眺め、その言葉の意味に思案する。

レベル上限のあるMMOにてその戦闘能力は頭打ちになる。

手札の組み合わせは無限大だが、最適な手段となると数は絞られる。

メタは回り、時期によってランキング上位者は変遷していき勝ったり負けたりを繰り返している。

そんな中で僕は日本鯖の決闘ランキング10位以内を維持し続けていた。最後の決闘イベは4位だったか。

誰にでもできることではないと思っている、でもそんな難しいことをしているわけではないとも思っている。

僕の戦法は相手の狙いを探ってその思考の隙を狙うだけ。

素早い判断と反応が求められるが、それは上位層なら誰もが持ち合わせているものだ。

それでも僕がこの高い位置に居続けるのは、単純にその精度が人よりも高いというだけに他ならない。


「――まぁ、こんな世界じゃそんな技術どこまで役に立つかわからないけど」


強いだけでなんとかなるゲーム時代は終わった。

これからの僕達は、それぞれ色々なものを抱えて生きる術を身につけていかなければいけないのだ。

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