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#5 進む道


しばらく続いた沈黙の後、俺は聞いてみた。


「もし断ったら?」


「別に、お帰りいただくだけさ。ただし我々に関する記憶は、消させてもらう」


記憶を消す?どうやって…いや聞くまでもないだろう。


「どうする?お庭に戻るか、それとも、我々とくるか」


俺は黙っていた。

一点だけ疑っていた。今俺の中にある興奮、この高揚さえも、彼らに操られたものなのではないかということを。

しかし…


「話は終わりだ。後は好きにしたまえ」


そう言うと男は立ち上がった。そのままサングラスの二人を伴い歩き始める。


去っていく男の背中を見守る俺。


考える…必要はなかった。


一度天を仰ぎ、ため息をつくと、俺は黙って男の後について行った。


2022年5月エブリスタ掲載作を加筆修正

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