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裏庭が裏ダンジョンでした@完結  作者: まっど↑きみはる
いわゆる男の娘

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いわゆる男の娘 4

「まさか……迷い木の怪物か?」


「いえ、この辺りでは絶滅したはずです」


 ムツヤは1人で会話に置いていかれていた。迷い木の怪物とは何なのだろうか、それを察したモモが説明をする。


「迷い木の怪物というのは人を森の中で迷わせ、弱った所を襲う魔物です」


「それってどうすれば良いんですか?」


 すっかり元気が無くなってしまったユモトが震えた声で答えた。


「結界を破るか、迷い木の怪物を倒すかしか道はありません」


 とんでもない事になってしまったとユモトは青ざめていた。


 迷い木の怪物の結界は自分の実力では破る自信も無いし、A級クラスの魔物

である迷い木の怪物と戦うのなんて自分達では無謀だと思っていた。


 打つ手なしだ。


「まだ迷い木の怪物と決まったわけではない、ここで休憩を取ってもう一度歩いてみよう」


 モモはそう提案をして3人は昼食を取ることにした。少しでもお礼がしたいとユモトが持ってきてくれた弁当を3人で食べる。


 本当であれば楽しい昼食になるはずだったのだが、ユモトは青ざめた顔でうつむいており、モモも難しい顔をしたままだ。それとは対照的にムツヤはあっけらかんとしていた。


「このお弁当美味しいでずね、これって何ですか?」


「あっ、えと、ハンバーグです」


「すげー美味いじゃないですか、本当作ってきてくれてありがどうございます」


「あっえっ、ありがとうございます」


 ムツヤは無理に場を盛り上げようとしているのではなく、純粋に弁当を味わって感想を言っている。


 それを見てモモはふふっと笑う。ムツヤ殿が入ればまぁ何とかなるだろうと思い食材へ感謝の言葉を言い弁当を食べ始めた。


 料理の腕前でユモトに負けたことがちょっとショックだったがやけに美味い弁当だ。


――

――――

――――――


 弁当を食べ終えた3人は色々な方角に歩いた。


 途中に目印を付けて歩いてもまたその場所へ戻されてしまう。何らかの攻撃を受けていることは間違いない。


 森の中を歩いていたユモトはすっかり疲れてフラフラとしていた。


「すみません、僕のせいでこんな……」


「大丈夫だ、迷い木の怪物はこちらが死ぬ寸前になるまで襲ってこないのだろう? 今日は野宿にしよう」


「はい……」


 ユモトは申し訳無さと不甲斐なさでまた泣きそうになる。任せてくださいと言ったのに結界に気付かなかっただなんてと。

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