表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結  作者: まっど↑きみはる
身分証明

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/720

身分証明 6

「よし、それじゃ取っておきの方法がある。とある森にある『ユーカの実』を俺と一緒に、1ヶ月だけでいい。探す手伝いをしてくれたら推薦状をやろう」


 モモは聞いたことがあった。ユーカの実は万病に効く言われている。それも伝説などではなく実在するらしいが本物は見たことがない。


「冒険者としての経験にもなるし悪い話じゃ無いとは思うんだがな」


「それで、それでお願いします!」


 ムツヤの中ではユーカの実を探すことはもう決定事項らしい。モモはため息が出そうになるが、自分は従者だと言い聞かせムツヤの意見に同意することにした。


「ムツヤ殿がそう言われるのであれば、わかりました」


「決まりだな、明日の5時にこのギルドの入り口に集合だ。ユーカの実が出来る時期は決まっていて、痛みが早いから幻の実って事になってるんだ。俺の調べた秘密の場所ではここ数日で実が成るはずだ」


 そう言い終わった後にゴラテはムツヤに手を差し伸ばして来る。


「改めて、俺はゴラテ・サンドパイルだ。よろしく頼むぞ」


 ゴラテのさっきまでの怪しい雰囲気が急に消え去り、面倒見の良さそうな中年の様になる。何か絶対に裏はあるにせよ、それでモモの警戒心も少しはほぐれたようだった。


 モモとムツヤは宿屋へと戻った。そこで新たな問題に直面した、というよりは思い出した。この部屋にはセミダブルのベッドが1つだけしか無い。


 宿屋のグネばあさんにもう一つ部屋を借りようとしてみたがどこも満室だよと断られる。


「なんだいあんたら、恋人どうしならいいだろう?」


「だーかーらー! それは勘違いでムツヤ殿とはそういう関係ではない!」


「どっちにしろ良いじゃないかい、細かいことは」


 ヒッヒッヒと老いた魔女みたいにグネばあさんは笑ってまた二人を出迎えた。


「いや、おばあさん。オークと人間は恋愛をしないらしいですよ」


 ムツヤがフォローに入るが、より大きくグネばあさんは笑って返す。


「愛があれば種族も年も関係ないんだよお兄ちゃん」


「そうなんでずか!?」


「もう良いから部屋へ行きましょう」


 そう言ってモモはムツヤの手を引いた、部屋に入るとまたセミダブルのベッドが出迎えてくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ