県立! 裏団高校!
県立裏団高校、総生徒数10人ぐらいの田舎の超過疎高校だ。
今日も元気に登校する学生達。
「うわあああああちごくずるううう!!!!」
元気に時速80kmぐらいで走る男子学生。『ムツヤ・バックカントリー』だ。
彼は正門を走り抜けるとそのままの勢いで高く飛んで3階の自分の教室へ窓から侵入する。
「セーフ!」
「セーフじゃねぇ馬鹿!」
そう言って赤髪の女がムツヤの頭を引っ叩く。
彼女は不良のくせに何故か律儀に学校には来るポジションの『赤髪の不良アシノ』だ。
「ムツヤ殿おはようございます、しかしちゃんと教室のドアから入ってきて下さい」
ムツヤを軽く叱った彼女は学級委員長の『モモ』。
「ムツヤくん、良いから席に着きなさい」
教団に立つ身長の低い教師はこの3年R組の担任『ルー』だ。
「さて、今日はいきなりですがクラス会議をします」
「あ、あのー、先生」
「はい、ユモトちゃん!」
ユモトと言われた生徒が立ち上がって発言をする。
「何で僕の制服は女子の制服なんですか?」
「作者の趣味よ」
「趣味!?」
「それよりも大事なことがあるの!!」
スゥーッとルー先生は息を吸い込んで大声を出した。
「レビューがほじいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
みんなポカンとしてルー先生を見る。
「はい、配られたプリントを見て下さい」
そう言われ、みんなどれどれとプリントに目を通した。
「皆さん気付いたことがありませんか?」
アシノを無視してルー先生が話すと「あっ」と小さな声を上げてユモトが言った。
「作品の感想がゼロ?」
「そう、それなの!!! ってなわけで、今日はどうしたら感想が貰えるかみんなで会議したいと思います」
「先生、作品は読んで頂けるだけでありがたいと思うのですが……」
委員長のモモが良いことを言ったが、ルー先生は地団駄を踏んで暴れだす。
「やだー!!! 這いつくばってでもレビューと感想がほじいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
「そんな事言われてもなぁ」
アシノは面倒くさそうに頭をかいていた。
「はい、誰か案を出して案!!!」
「それでしたら、何かレビューに対してお礼を渡すとかどうですか?」
すっと手を上げてユモトが言うとルー先生は目を輝かせた。
「良いわねそれ、物で釣る作戦!」
「言い方よ、言い方!」
アシノのツッコミもなんのそのでルー先生は話を進める。
「はい、誰かレビューが貰えそうなお礼考えて」
ルー先生が言うとモモがうーんと考えて発言する。
「そうですね…… やっぱりそういうお礼と言ったら、作者のサインをプレゼント辺りがメジャーではないでしょうか?」
「このアホ作者のサインなんか欲しい人居ないわよ。次!! もっとみんなが喜ぶ奴で! ユモトちゃん」
モモの意見はバッサリ切り捨てられた。次に当てられたユモトはあわあわと慌てている。
「え、えーっと…… みんなが喜ぶものって言ったら…… お金…… とか?」
「お前、意外と生々しい考えしてるな……」
ユモトの意見に少しアシノは驚く。
「確かにお金は生々しいわね…… じゃあアシノなにかあるの!?」
「カネが生々しいなら…… 金塊とか?」
「残念だけど、作者はお金も金塊も持ってませーん!! 貧乏でーす!!! もっと現実的に考えてくださーい! 次、ヨーリィちゃん」
ぼそりとヨーリィと呼ばれた女生徒は言った。
「○ンテンドー○イッチ」
「欲しいけど、確かにみんな欲しいけども!!」
「っていうかセンセー、レビューってのは面白いって思った人が書いてくれるもんで、せがむもんじゃ無いと思うんだが」
アシノがもっともらしい意見を言うがルー先生は聞いちゃいなかった。
「こうなったら裏アカウントを作って自作自演するしか……」
「やめろー!!!!」
「えー、ってなわけでクラス会議の結果、レビューに対して特にお礼はありませんが、死ぬほど欲しいのでお願いしますということになりました」
以上エイプリルフールでした。




