表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結 100万PV!  作者: まっど↑きみはる
VSメボシ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

675/720

VSメボシ 5

 メボシは何発か光の刃を被弾してしまった。自身の強さゆえに経験したことが無い傷みが襲う。


「ぐがはっ」


 青色の血を吐くメボシ。空を飛び逃げようと画策するも、飛んでくるムツヤがそれを許さない。


 くるくると縦回転するムツヤの剣を何とか防ぐも、地面に叩き落されてしまった。


 地上では大爆破の魔法を準備していたトチノハにより、メボシは巨大な爆風に巻き込まれてしまう。


 体が千切れそうになるも、何とか耐え、メボシは逃走を図った。


 次の瞬間。空から急降下したムツヤの剣により、メボシは一刀両断される。


 最後の言葉を出す暇も無く、メボシは力尽きたのだ。


「はぁはぁ、終わったのか?」


 イタヤは剣を構えたまま言う。


「念のため、爆破でもしておきましょうか」


 トチノハは真っ二つになったメボシの亡骸を何回も爆破して木端微塵にする。


「終わった、か」


 ふぅーっと息を吐いてサツキも言う。だが、別の問題が起きてしまった。


「何故、勇者……。いや、元勇者トチノハがここに!? そして魔人と戦っていたその方は一体……」


 近衛兵の魔女イズミが言う。ムツヤは今回、着替える暇も無く、青い鎧の冒険者では無かった。


「ムツヤ、目撃者の記憶を消すぞ」


「わがりまじだ!!」


 ムツヤは付近に強力な睡眠魔法を放つ。上級魔女のイズミでさえ、それに抗うことは出来なかった。





「大丈夫ですか?」


 イズミはアシノに抱えられ、揺さぶられ、目を覚ます。


「アシノ……様?」


 ぼんやりとした頭が段々と晴れてくる。


「アシノ様!! 魔人は、魔人は!?」


「えぇ、我々で倒しました」


 それを聞いたイズミだったが、安堵する表情ではなく、寂しげな顔をしていた。


「近衛兵長が……」


「カミト様については残念でした。我々がもっと早く応援に来ていれば……」


 イズミは両手で顔を隠し、静かに泣く。




 力を放出して使い果たしたムツヤは王都の無事だった宿屋で眠っている。


「何だか大変なことになっちゃったわね」


 ルーが紅茶を飲みながら言う。宿屋で用意をする余裕など無いので、ムツヤのカバンから取り出した茶や食事を食べていた。


「あの魔人メボシとやら、歴代の魔人とは比べ物にならない程の強さだった」


 アシノはそこまで言って、続ける。


「私も、大昔の魔人は伝承でしか知らないが、元から魔人だったあのラメルと言い、今回の魔人と言い、明らかに強すぎる」


「一体何が起きているんでしょう……」


 ユモトもそれを聞いて不安そうだ。






 魔人の襲撃によって破壊された王都。犠牲者もそれなりに出てしまった。


 王都への魔人の襲来は、魔人ギュウドー、ナツヤ、メボシと三回に渡り、住民の間には不安が広がっている。


 王都の治安は悪くなった。この混乱に乗じた盗みや強盗、その他犯罪が横行する。


 それらを取り締まる兵も大部分を失ってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ