VSメボシ 1
イズミは恐怖を感じ、次第に怒りが芽生えた。
「よくも兵長を!!」
雷や氷をありったけ発射するが、メボシが張る防御壁で全て弾かれてしまう。
「心配しなくても、すぐに同じ所へ送ってあげますよ」
そう言った後、メボシは気配に気付いてフッと笑う。
「ようやく来ましたか」
一番乗りはサツキ達だった。カミクガが帯電しながらメボシに突っ込む。
目にも留まらぬ連撃を繰り出すも、それに負けずに相手も動く。
「やりますねぇ!!」
メボシは楽しそうに笑う。サツキも双剣を構えて戦いに交じる。
二人からの攻撃をメボシは避け、防御壁で弾き、反撃に蹴りを入れた。
それを喰らい、カミクガは腕の骨が折れて吹き飛ぶも、回復薬を飲んでまた走る。
「やはり、裏の道具は素晴らしいですね」
そんな事を言うメボシの背後をサツキが取る。
「よそ見している場合か?」
剣に風を纏わせ、サツキは斬撃を与えた。
確実に仕留めたと思う。実際、剣はメボシを斬っていた。
「あなた方の攻撃なんて、避けるまでもない」
サツキは目を疑う。斬られた部位がみるみるうちに再生していくのだ。
そこで、じっと黙っていたクサギが目を見開き、魔法を発動させる。
分厚い魔法の壁がメボシを囲む。
「このまま潰れて貰うよ!!」
壁の厚みが段々と増し、圧迫する。
そんな状況だというのにメボシは不敵に笑って足でダンッと壁を踏む。
ガッシャンと音が鳴り、魔法の壁は粉々に砕けてしまった。
「嘘だろ……」
クサギは驚いて放心しそうになる。
「そろそろあなた達にも飽きましたね」
そう言うと、メボシはまず手始めに、カミクガを爆破で吹き飛ばして壁にぶつけた。
気を失うカミクガ。次に小さなナイフを取り出してサツキの両腕を素早く切断した。
「ああああああ!!!」
傷みで思わずそんな声を出すサツキ。
「サツキ!!」
クサギが駆け寄ろうとするも、メボシが発射した光線で左足が吹き飛んでしまった。
「っつあああああ」
そんな声を出しながら止血の魔法で足の血を止めようとする。回復薬はもう無い。




