表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結  作者: まっど↑きみはる
はじめての武器屋

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/720

はじめての武器屋 15

「ムツヤ殿、鎧はこちらと……、こちらではいかがでしょうか?」


 モモは2つの鎧を指差す、片方は重厚な銀色の鎧だ。値段は20000バレシ、この店では一番良い鎧だろう、手入れもしっかりとされている。


 もう一つは革を何層にも重ねて急所にだけ鉄板を仕込んだ軽い鎧だ。こちらの値段は10000バレシと少し安めだ。


 留め金の赤サビが気になるが、動きやすさを好むムツヤには気に入りそうな一品だ。


「うーんと、そっちの革の方がいいですかねー」


 やはりムツヤは動きやすい鎧を選んだ。すると丁度店の奥から金を用意したギルスがやってきた。


「はいはい、お決まりのようで。って、鎧はまぁ分かるけど剣は本当にそれで良いのか?」


 ムツヤが手にとってカウンターまで来た剣を見てギルスはそう言った。安物で済むのであれば売上的には喜ばしいことだが……


「はい、気に入っだので!」


 まぁ客がそう言うなら良いかと、ギルスはせめてその剣の説明だけはしてやることにする。


「その剣は魔剣『ムゲンジゴク』って奴のレプリカだ。レプリカつっても本物は誰も見たことが無いから形が正しいのかは誰も知らないけどね~、何でも本物は斬りつけたら相手が火だるまになるらしい」


「へぇ~」


 剣が伝説の魔剣のレプリカである事と、本物の魔剣はまるで子供が自由に考えた空想のような効果を持つことに対しての生返事だとギルスは思っていた。


 しかし、実際はムツヤの間抜けな返事は最近愛用していた剣の名前を知ったことに対するものだ。


 『何当たり前のように伝説の魔剣を持っているんですかムツヤ殿!』とモモは心の中でツッコミを入れていた。


「鎧は特に由来も何も無い、ただの上質な革鎧だ。それじゃ取り引き成立って事でいいかな?」


 さっと右手を出してきたギルスの手にハッと気付いて今度はしっかり握った。


「はい、ありがとうございます!」


 ニッとギルスは笑って手を離した後に、少し真面目な表情をしてムツヤに語りかける。


「それとムツヤくん。これは友人としての忠告だけど、好きなものを持っていっていいと言われたら高価なもんを持っていくか、使わなくてもゴネて盾も貰っちまえば良いんだ、そしてどっか別の場所で売ればいい」


 そこまで言ってギルスは少し間をおく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ