表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結  作者: まっど↑きみはる
はじめての武器屋

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/720

はじめての武器屋 4

「あのね、ムツヤの持っている道具の一つ一つはこの世界の理をひっくり返しかねないぐらいに強力なの。モモ…… でいいかしら? あなたもそれはわかるでしょう」


 モモは頷いて村での出来事を思い出した。


 飲んだだけで致命傷も完治してしまう薬など聞いたことも見たこともない。


「そしてそんな物を無名の冒険者志願が持ってきたら怪しまれると思わない?」


 確かにとモモは思った。ムツヤの方は相変わらずピンときていないようでアホ面をしているが。


「どこかで盗んできたと怪しまれるだけならまだ良いわ。ムツヤは深く考えたことないでしょうけど、そのカバン自体もこの世界では貴重な…… それこそ夢のような道具なの」


「そうなんでずか!?」


「物がいくらでも入って劣化しないカバンなんて誰でも欲しがるでしょう? 悪人であれば所有者を殺してでも」


「目立つと盗賊のような連中にムツヤ殿が狙われると……」


 モモが考えてそう言うとサズァンは口を閉じたままニヤリと笑う。


「惜しいわね、盗賊も面倒だけどそれ以上に厄介なのがいるわ。例えば身元も分からない、後ろ盾も無い人間が貴重なものを持っていたとして、大きな組織や国がそれを知ったら?」


 モモはハッと何かに気付いたらしい、ムツヤは二人が何を言っているのかわからないまま少し眠気を覚える。


「ムツヤ殿のカバンを取り上げられるという事ですか?」


 よく出来ましたとサズァンは拍手をするが、モモは今の今までその考えに至らなかった事を恥ずかしく思う。


 自分でもムツヤの所有物の偉大さをいまいち理解していなかったらしい。


「もちろんこの世界の人間なんてムツヤの敵じゃないでしょうけど、盗賊や豪商の手先、そして国に狙われる旅をしたくなかったら、今のうちは人にそのカバンの事を言わないこと、カバンの能力もわからないように使うこと。約束できるかしらムツヤ?」


 話を聞いていたのだか、いないのだか分からないが、ムツヤは我に返って威勢良く返事をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ