表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結 100万PV!  作者: まっど↑きみはる
襲撃者

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/720

襲撃者 2

 モモの職業は猟師兼この村の警備だ。


 モモは流石に力のぶつけ合いでは負けるが、剣を持たせればこの村の戦士として戦うオーク達の中ではかなりの実力者だった。


 そんなモモが今この村を離れるわけにはいかない。


「そんな事情があるのでしたら待つのは良いんですけど…… そうだ、その犯人がわかれば良いんですよね? それじゃあ俺も手伝いますよ」


 ムツヤの提案にモモは目を丸くする。その提案は嬉しいものだった。


「それはありがたいのですが、これ以上ムツヤ殿にご迷惑をお掛けするわけには」


 心の何処かでまだムツヤに助けを求める卑しい気持ちが無かったわけではない。


 だがここまで簡単に快諾されてしまうとやはり申し訳ない気持ちが出てくる。


「良いんですよ、このまま放っておけないし」


 そうだ、ムツヤには放っておけなかったし、犯人が何を思いこの様な事をするのかが知りたかった。


 この村のオークに、少なくともモモとヒレーに何か非があるとは思えない。オークを助けたいし、何故こんな事が起こるのかを知りたい。そう思った。


 準備を整えてムツヤが外に出ると、日が登ったというのに外に出ている者は少ない。


 モモによると襲撃があったため警備以外の用事がない者は外に出ないようにしているらしい。


 その警備も森の中や高台等で監視をしているので、村の中心にはオークが少ない印象を受けた。


 そんな中、一人のオークが乱暴に声を掛けてきた。ムツヤを、人間を敵視している例のバラという名前の母親を殺されたオークだ。


「おい!」


「何だお前か」


 モモは面倒臭そうにそう言った、バラが人間という種を憎む気持ちは分かるし自分もそうだった。


 しかし、ムツヤへの非礼は許すことが出来ない。


「お前、オークの男に相手にされないからって…… まさか人間の男とくっつきやがるなんてな」


 バラは鼻を鳴らしながらモモを小馬鹿にしてそう言う。


 てっきりまたムツヤに喧嘩を売りに来たものだろうと考えていたモモは、想像とは違う発言に頭の切り替えが追いつかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ