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裏庭が裏ダンジョンでした@完結  作者: まっど↑きみはる
裏の道具の自由研究

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裏の道具の自由研究 1

「さーてと、早速裏の道具を1個回収って所か」


 静けさを破ったのはアシノだった。わざとらしく、やれやれといった感じに言う。


「じゃあ買い物にいくぞ」


「えっ、えーっと…… 大丈夫なんですか?」


 アシノの切り替えの早さにユモトは若干戸惑う。ついさっきあんな戦いがあったというのにだ。


「大丈夫って何が?」


「いえ、僕たちが襲われたってことはあの家も危ないんじゃ……」


 そう言うとアシノはニッと笑ってユモトの頭に手を置いて言った。


「あっちにはルーが居るし、ムツヤが裏の道具で建物を強化したり警報付けたりやったんだろう? それと連絡石で一応襲われたことは伝えておいた。心配することはない」


 そこまで言って一呼吸入れてから少し真剣な表情でアシノはまた話す。


「それ以前にキエーウの連中はだが、今回は様子見に一番使えなさそうな道具を持って来たんだと私は思う」


「そうなんでずか?」


 ムツヤは何故そんな事をアシノが分かるのか不思議だった。


「多分こちらの手の内を見に来たんだろうな、さっきの戦いも…… そして今もどこかでアイツ等の仲間が監視してるはずだ」


「そんなっ」


 そう言われて思わずユモトは辺りを見回す。しかし聞こえるのは風の音、見えるのは木と草だけだ。


「もっと広く周りの生き物の場所が分かる魔法でも使いますか?」


「頼んだ」


 ムツヤは目をつむり緑色の魔法陣を足元に出す、そのままじっと5秒待ち。


「俺達以外に人の気配は5人でずけど、多分さっき逃げたやつらですね」


「そうか、千里眼持ちが遠くから見ているのかもな。1人心当たりがある」


「昨日の奴ですか」


 ムツヤにしては勘が鋭かった、昨日の襲撃者。ウートゴの事を思い浮かべる。


「そうだな、とりあえずムツヤ。これから戦う時は裏の道具をなるべく温存して戦え。手の内をあまり見せたくないし、切り札は取っておいた方が良い」


「わがりました」


「さてと、さっさと買い出ししてあのボロ家にでも帰るとするか」


 アシノはそう言って歩き始めた。ムツヤ達もその後を追うように街へと向かう。

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