表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者に倒された魔王が幼女に転生してしまった話  作者: 鋼リン
(旧)ラフレア編
3/62

#2

 王国に連れて行かれたセアちゃん(笑)は孤児院へと行くことになった。そこには魔王の侵攻により親をなくした子供達が集まっていた。当たり前だがセアちゃんはその光景を見ても何も思うことはなかった。


「当事者なら少しは罪悪感が……なんて甘い展開はないない。俺は元々魔王だぞ」


 そう独り言を呟いていた。こうした独り言は非常に多く、数日立てば周りの子供達は彼女に近寄ることは決してなかった。


 一ヶ月が経ったときには彼女は孤児院から抜け出していた。


---


 王国にある貧困街の地下水路で身を潜めていたセアは今自分ができることを考えていた。


「……人間って便利だな、魔王の頃より使える魔法が増えている。しかし暗黒魔法は当たり前だが全滅か」


 地下水路に住み着く魔物を魔法で撃ち落としつつ考える。


「問題があるとすれば魔力の最大量か。魔王の時の方が今より100倍ぐらい多かったな」


 ぐるぐると回りながら思考する。ひたすら考える。


「良いこと思いついたぞ」


 ひらめいたように手をポンと叩き、地下水路に可愛らしい足音をタタタと鳴らして彼女は走る。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ