極論男・7
日本の平和はパチンコによって保たれてる。生活保護受給者がパチンコをやることで日本の平和は安泰だ。
憲法にも人は皆、平等と書かれてる。生活保護受給者がパチンコに行くと叩かれる、『無駄遣いだ!』と。生活保護受給者から“遊戯”を奪っていいのだろうか? パチンコはギャンブルだが建前は遊戯だ。K察OBのセカンドライフは両替屋のおっちゃんらしい。生活保護受給者だって遊びたいだろう。
『生活保護受給者は俺達の血税でメシを食わせてやってるんだ』と言うのはお門違いだ。普通の人々が普通に生活出来るのは犯罪抑止が効いてるからだ。
――ある日、日本政府は生活保護受給者に対し金銭ではなく、物資を直接配布する事にした。すると、日本は生活保護受給者はこう声を挙げた。
「カネくれないなら、ぬ〜すも」
「年金も物資を直接配布にしろよ!」
「人権侵害だ!」
「ベーシックインカムを導入しろ!」
「宝くじを買う訳じゃないんだから、パチ屋くらい別にいいだろ!」
「5000万円よこせ!」
これにより、ある政党は大ピンチ。パチンコ屋からカネが流れていたからだ。その政党は声高らかに『カジノ法案反対! ギャンブル依存症患者をこれ以上増やすな!』と言うが、田舎から都市まで隅々に“遊戯”が出来る、今の状態のがヤバいだろう。
私は本場を知ってる。カジノとは本来、金持ちに遊んでもらうものだ。カネを増やそうと考えてると、痛い思いをするのは目に見えてる。一般人で、勝ったら『ラッキー、今日はここまで』とブレーキをかけられるのが賢い人だ。
もしも、生活保護受給者から遊びを取り上げたら、ストレスの捌け口として“鉄砲玉”になるだろう。空き巣、万引き、窃盗、強盗が増えるはずだ。カネには魔力がある。
広い視野を持たなくては上には行けない。風が吹けば桶屋が儲かるじゃないが、人生に絶望してる生活保護受給者に目先の楽しみを提供することで犯罪発生率が抑えられているのだ。
シミュレーションはここまで。
今日も平和な1日が過ぎていく。