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いちゃいちゃ閑話:いっしょにお泊り(シャル編)

本編のブックマーク登録100件の感謝を込めて書いた閑話です。

えっちぃの苦手な方、ストーリーを純粋に楽しみたい方は回れ右でお願いします。


今回はシャルとイチャイチャです。

第三章冒頭の『せっかちなので待てません』で"寸止め"した後の話です。

どんな流れだったか思い出したい方はもう一度本編を読んでみるといいと思うよ♪



直接表現不使用(あーるじゅうご)で、如何にえっちく書けるか。

地味に別館のテーマだったりします。

「なぁ、シャル~?」

「……。」


俺の呼び掛けを背に受け、明らかに聞こえているハズのシャルは、しかし返事を返さなかった。

無言で本を読んでいる。


おそらく嫌われたワケじゃない。

さっきまでのやりとりで、照れてしまっているのだろう。


…が!

構って貰えないと無性にちょっかい掛けたくなる!


アレだ。作業を邪魔する飼い猫と同じ心理だ。


つーわけで!

俺は本を読むシャルに構ってもらうべく、作戦を開始した。


「シャル~?ねぇ、シャル~?」

「……。」


とりあえず再度、後ろから声を掛ける。

やはりシャルは無言だ。


「シャル~?返事しないと、後ろからぎゅってしちゃうぞ~?」

「……すきに、…すれば?」


お!返事があった!

…って、え?いいの?ぎゅってしていいの??


「んじゃ、ぎゅ~~。」

「……!」


お言葉に甘えてとばかりに、俺はシャルを後ろからハグする。

あ、いい匂い♪

しかしシャルはこちらを向かない。目線はまだ本に向けたままだ。


「シャル~?こっち向いてくれないと、あちこち触っちゃうぞ~?」

「……すきに、…して?」


え?マジで?冗談だったんだけど…。

しかしオーケーが出たんなら遠慮する理由は無い。


「ん~…シャルは柔らかいな~♪」

「…っ!!」


俺は服の上からシャルの太ももや背中、胸にも手を伸ばす。

布越しでも柔らかな感触が伝わり、俺の中の理性が段々と溶かされていく。


「じゃあシャル~?こっち向いてくれないと…今度は直に触っちゃうぞ~?」

「……すきに…ッ!んっ!!」


俺はシャルの言葉を最後まで待たず、服の隙間から手を差し込む。

シャルの吸いつくような潤いを有した白い肌を、背後から撫でる。

右手はお腹を撫でながら胸へ、左手は太ももをさすりながらその付け根へと上る。


「…ちょ!…レティ!…待って!」

「ごめんシャル…スイッチ入っちゃった。」


もう俺の理性は完全に溶けていた。


シャルをお姫様だっこで持ち上げ、ベッドへと運ぶ。

もっと苦労するかと思ったが、シャルの身体は驚く程軽かった。


ぽふっ、とベッドに仰向けにされたシャルに、俺はそのまま覆い被さる。


そしてシャルの服を捲り上げ、その胸元に目線を向け…目が釘付けになった。


シャルの白くて綺麗な色白の胸に…ではない。

いや、それ自体も目を離せない程に美しく魅力的ではあったのだが…。


俺の目線を釘付けにしたのは胸の中央、"肌の表面に露出したクリスタル"に、だ。


"魔族化"…魔族の"力"を使ったり、生命の危機や感情の昂ぶりによって起こる"身体の変化"。


なるほど…これがシャル、【ミスリルゴーレム】の"魔族化"か。

この場合は"感情の昂ぶり"…つまり、"えっちぃ気持ち"になったから魔族化してしまった、ってことだろう。


「…待ってって、…言ったのに。」


シャルは真っ赤な顔を手で隠して言う。

他人に"魔族化"を見られるのは、やっぱり恥ずかしいものなのだろう。


だが俺はそんなシャルの胸元、魔族化して現れたクリスタルに…唇で触れた。


「…ひゃッ!…れ、…レティ!?」


急に胸元にキスされて驚くシャルを後目に、俺は何度も唇を落とす。


「…やめ、…はずか、…しぃよ。」

「恥ずかしがる必要なんて無いだろ?綺麗だぞ?」


俺は今度はクリスタルの表面に舌を這わせる。


「…ひゃぅッ!」


シャルはそれに大きく反応する。

クリスタルの感触は硬質的だが、触られた感触は伝わっているようだ。


「…だめっ!…おかしく…なっちゃぅっ!」

「いいよ。シャルのおかしくなった顔…見せてくれ。」


俺はそう言ってさらにクリスタルを攻める。

シャルの反応から、敏感な場所も分かってきた。

俺は一番反応の大きかったポイントを、舌と唇で攻め立てた。


「…やッ!?~~~~ッ!!!?」


シャルはビクンッ!と身体を弓なりに反らせた後、ぐったりとベッドに沈んだ。

まだ顔を赤くし、息遣いも荒くなっているシャルを抱いて、俺は頭を撫でてやる。


「ごめんな。本の内容、忘れさせちゃったか?」


俺の問いに、シャルは答える。


「…いいの。…本は、…また読めばいいから。」


そして赤く染まった顔のまま、俺を上目遣いに見て言う。


「…だから、…今夜はぜんぶ、…忘れさせて?」


俺らはその後、朝まで"頭が空っぽになる程"イチャイチャしたのだった。

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