第11話「Goat of battlefield#1」
ヒヨイは外の世界の人間です
無線から伝わる仲間の爆音と悲鳴がコックピットに響く
モニターを見るに自分の部隊はもう4機しか残っていない
て敵の数は、向こうの装置でレーダーに映ら無い為
位置関係も分からない
「……うわ」
自分が輸送機から出ると目の前には、ズタズタの仲間の機体がゴロゴロと転がっている。
これももう毎度の光景のように見てきた
「A15、こちら管制聞こえますか?」
「聞こえてます」
「他の機体は全てやられ、敵は撤退を開始しているようです、撤退している敵を襲えますか?」
「…わーかりました」
「それでは……グッドラック"戦場の山羊"」
通信が切れ、自分は敵を追い始める。
数分が絶ち敵を発見する、数はかなり多い全く減らせず
仲間達はやられたのであろう
背中についている近接武器「Aキャリバー」を取り出し
敵集団の、背後に移動し始める
さて、自分の機体の説明をするか………
中の世界の連中に対抗する為に開発された兵器
通称「サイギア」
特殊な筋肉のような駆動を持ち
素早い動きで、超能力者を駆逐するをコンセプトに作られたそうだが実際は大きく違っている。
素早い動きは可能であったが敵もサイギアを2日ほどでコピーし発展させ開発をされ
今ではロボット同士の戦いになり、生産性も科学も戦闘に尖っている中の連中にズタズタにやられているありさま。
自分の機体は、最もコンセプトに近い機体だ
装甲を取っ払い、武装を取っ払い、代わりに軽量バッテリーをつける。
スピードは、ぶっちぎりで早くジャンプ力もある
だが一発撃たれただけで機体は爆砕する程の弱さ
まぁ、他の機体も数発で爆砕するから基本的に変わりはあってないような物ではある
丸出しの駆動に気休め程度の強化装甲をつけ
頭には、山羊の頭蓋骨のようなヘッドユニット
そして自分の兄が作り出した武器Aキャリバー
さて、敵の後ろに回り込めた
「うわ、ガトリンガーとスナイパーがいるよ……」
自分に気づかず前進する敵集団を見る
下手に突っ込めば即死させられるであろうが遠距離武器は持ち合わせていないしタイミングなんてものも無さそう。
右手に合体したAキャリバーを構え敵集団のど真ん中に飛び込む
「当たるかよ」
弾丸は、ギリギリでかわし後は味方同士で当たり仲良くフレンドリーファイアー
思ったよりど真ん中に飛び込んだのは良い策だったかも
さてA キャリバーの実力を見せるか………
コイツは、敵の装甲を全て焼き切る熱の刃になる
耐えられる機体はおそらく無いだろう
「………おそいって」
敵機の腕を手早く切り落とす
基本的に腕を落とせば、相手は近接技しか使ってこない為
まずは腕を狙い落としたらコックピットこれが基本になる。
「クソ………何しやがる」
機体は、横に大きく揺れる
モニターを見ると倒された敵機の中から出てきた女が
エネルギー弾を放ってきている。
…クソ超能力者め
揺れた瞬間に敵が抑えに来る、四方からくるギリギリのタイミングで真上に跳躍し、落下しながらキャリバーを突き刺す。
数分後ズタズタに敵機を全て壊し、女に目を向けると
女は、ガタガタと震えながらこちらを見ている
管制に連絡をし、輸送機をこちらによこしてもらうよう要請し終え
自分は女の小さい体を握る
グシャ
簡単に壊れた、力ない死体を投げ捨てる。
うーん文書が酷い………初期に逆戻りしたかも