表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーロービート  作者: 手負い
超能力発現編
10/12

第9話「start♯0.85featアオイ」

更新遅れてすみません、これからも度々こういうことがあるかもです…


「はい、もしもし」

「アオイ、早くもどってきてくれ…囲まれ…」


アサギの声はノイズで途切れた、嫌な予感がし急いで店に向かう

時刻は、自分が店から出てから役40分が経っている。


的中だ

店につくと、ガラスは割られ壁には銃痕が見え、焦りながら中には入ると倒れているアサギと高梨さんがいた。


「大丈夫…じゃないよね」

すぐに駆け寄るとアサギが自分の服の裾を掴み言う

「アオイ…俺達よりあの子を…」

放っては置けない…が、まぁこの二人なら大丈夫か…

「ミームちゃんはどっちへ?」

「大通りを黒いバンで行ってる、大通りなら攻撃されないとか思ってるんだろう」

アサギは大通りを指さすと、静かに目を瞑る自分は仲間に連絡を取り

店にも数人横してもらいすぐに大通りに向かい、端末でGPSの位置を見る。


「チッ結構遠い…」

舌打ちをし、大通り沿いの建物の屋上をテレポートし移動する

GPSの位置を見ると、自分から900メートルの地点で止まる場所は大通り近くのマンション工事現場

何故こんな所に?と思う余裕は自分にはなかった。


付くと…黒いバンが止めてあり人影はない、自分は大した疑いもせずにバンに近づく

バンの中には縛られ気を失っているミームがいた。

すぐにドアをに手をかけたその時


「馬鹿な野郎だ…」


背後で声がし同時に複数の男たちの笑い声が聞こえる

ドアから手をどけ振り向くと、銃や武器をそれぞれ持っている20人は軽く超えるであろう黒ずくめの男たちが自分を見ている。

罠か…おそらくテレポートして逃げれば生き残れる、ミームを連れてとなると話は別だ

男たちはゆっくりと近づいてくる

念動波でどうにかなる数ではないし、あの数の銃口がこちらを向いたらさすがにどうしようもない

自分はひたすらに隙を探る


「諦めろ、どのみち知ったお前らは生きては返さねぇよそれにあの店の連中も…お前の“形式”上の兄弟もな…そのガキもな」

リーダーと思われる男は静かに言う


自分は連中の背後にテレポートし、念動波を近いやつから順に放っていく

すぐに銃声と鈍い音と男たちが大きく吹っ飛び地面に叩きつけられる音が少し早い夕暮れ時の工事現場に響く

あらかた、片付いたがまだかなり残っていてしかも囲まれてしまっている。


「ハァ…クソ」

「やってくれるなぁクソガキィィ!!」


短い間隔での能力使用で自分は荒れた呼吸をする中黒いスーツが似合わない大男が叫びながら

巨大な漫画のような斧を振り下ろしてくる、幸いテレポートでかわせるが周りの追撃の銃弾のせいで攻撃が取れない


テレポートで工事現場の奥に入っていく、どこかで呼吸を整えようと距離を取るがすぐに追ってくる

まずい…幸い迷路のようなこの工事現場逃げ場は少なくない、すぐに待ち伏せし反撃も可能だ

自分は細い通路の壁の上に待機する暗がりで相手に自分の姿は見えないが、自分には相手が見えると言う最適な場所。

呼吸を整え近づいてくる足音を聞き距離を予測する

念動波は命中率と放った後のコントロールを失うが威力と範囲を上げるチャージが出来る、上から放てばだいたい当たる

右手に念動波をチャージし始める、最大まで溜まった瞬間に自分のことに気づいていない男たちが通る


放つ


男たちは斜め上からの巨大な衝撃に、数人は肩や首が元の位置になかったりしてるが因果応報だろう

自分は壁から降りすぐにバンに向かおうとする


「オラァっぁ!!」

「え゛」

奥に入る前の入口つまり、最初に戦闘をしている広い場所にさっきの大男はいて

出てきた自分に、斧を振り下ろしてきた、すぐに大男の背後にテレポートしかわしたが思わず情けない声を出してしまった。


気を取り直して念動波をその大きな背中に放つ


「グアっ!!」


大男は叫び声を短く上げると振り返り斧を自分に向ける…頑丈だ…だがチャージすればこの大男も沈むだろう


「…中々、面白い事やってくれるな、嬢ちゃん、今度はこっちの番だぜェェェウラァァ!!」

文字通り目にも留まらぬ早さの、巨大な斧の一撃が自分の腹に食い込み干されているのようになった軽い体は大きく吹っ飛ぶ

自分には気絶と言う概念がなく、麻酔も効かなかったり痛みや感覚が常に付いている、寝ていてもそれは同じである

すさまじい痛みが、体をよじらす、自分は悲鳴を上げながら仰向けになる。

痛い…立ち上がれない…大男の足跡が近づいてくる…ここで死んじゃうのか…嫌だな…


涙が頬を伝い、激痛のなか何も考えられずになっていく自分


「…悪いな、こっちにも事情があるんだよ…」

大男の声が聞こえる


「…事情があったら何やってもいいのか、焼けろクソゴリラ……アオイに何してくれてんだ…!!」


「カグツチ!!」


最後に声が聞こえると、自分頭は痛みだけになった…


近々キャラの設定紹介話を作る予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ