第二十四の運盟:非合法の考古学者
トリヤ視点
すべてはあの火事から始まったの……。かつての親密さをすべて打ち砕き、あたしたちをバラバラにし、そしてあたしの姉さんの心を壊してしまったあの火事。あの事故が起きてからもう一ヶ月が経とうとしているけれど、あたしたちはみんな、完全にかき乱されたまま。誰もがこの場所を去っていった……思い出と悲劇が詰まったこの場所をね。みんな、心を落ち着かせるために別々の道を選んだわ。いつか、すべてが収まったらまたここに戻ってくるかもしれない。あるいは、そう願っているだけなのかもしれないわね。自分たちの中に、本当の意味での平穏が二度と戻ってくるかどうかも分からないんだから。
今は、街の図書館で歴史の本を読んでいるところよ。わたくし、昔から歴史や考古学に関するものが大好きだったの。でも、本のページを数枚めくっただけで、あの事故の記憶が蘇ってきて……とても読書を楽しめるような状態じゃなくなっちゃった。
トリヤ:「はぁぁぁぁぁぁぁ……」
わたくしは長く溜息をついて、読んでいた本を閉じたわ。それから目を閉じて、これからどうすべきか考えたの。
トリヤ:「わたくしも、他の子たちみたいにここを離れるべきね。そうすれば、少しは頭を冷やせるかもしれないわ」
一週間後、わたくしはアフリカ大陸にいたわ。まだ解明されていない歴史に満ちた大地。わたくしはこの大陸にあるいくつかの博物館を巡って、歴史的な遺物を見たり、それらについて学んだりしたの。エジプトの博物館にいた時、ギザのピラミッドから持ち出されたいくつかの遺物に興味を惹かれて、ピラミッドの内部に入ってみたいという強い好奇心が湧いてきたわ。それで、中に入る方法を探し始めたの。でも、見つかった方法のほとんどは、高名な考古学者による許可証やライセンスが必要なものばかり。まだ駆け出しですらないわたくしが、そんなライセンスを持っているはずもなくて、その道は諦めるしかなかった。
もう一つの方法は、不法侵入することだったわ。ピラミッドへと続く抜け道を示す手がかりを見つけたけれど、その道は複雑で危険だし、もし見つかれば現地の当局に逮捕されてしまう。でも、ピラミッドへの好奇心があまりにも強くなりすぎて、わたくしはその道を選んだの。あたりが静まり返るのを待って、非合法なルートからピラミッドの内部へと足を踏み入れたわ。中に入ってみると、想像していたのとは全然違っていた。通路はすごく狭くて、一人が通るのがやっと。外から入り込んだ砂がいたるところに積もっていたわ。
それでも、中の空気の循環は驚くほど良くて、かなり深く潜っても、全然暗くなかったの。やがて、ある部屋にたどり着いたわたくしは、砂時計のような形をした遺物を見つけたわ。その砂時計には古代エジプトの文字が刻まれていて、苦労して翻訳してみると、大体こんな意味だった……。
トリヤ:「ええと……『警戒せよ。相応しからぬ者は、完膚なきまでに破壊されるであろう』」
トリヤ:「『相応しき者は、支配者として再誕せん』」
あいにく、砂時計の刻印をすべて翻訳することはできなかったわ。わたくしがその砂時計に触れようとした瞬間、それは突然崩れて砂の山になった。そして同時に、わたくしの体も突然解けて、同じ砂の山の中に崩れ落ちていったの。
数週間が過ぎたわ。その間ずっと、わたくしの体は風に運ばれるただの砂の山で、自分ではどうすることもできなかった。でもある日、ようやく周りの砂粒から、自分の体が再び形作られていくのを感じ始めたの。体の感覚を取り戻したわたくしは、自分を埋めていた砂の中からゆっくりと起き上がったわ。立ち上がってすぐに、自分がどこにいるのか確認するために辺りを見渡した。そこは、奇妙な植物が生い茂り、中央にかなり大きな湖があるオアシスだったわ。自分の体を見下ろすと、着ていた服や装備は消えていたけれど、少なくともわたくしの体は――どこから現れたのかも分からない――美しい白いドレスに包まれていたの。
わたくしはしばらく座り込んで、体に起きたことを整理しながら、手足を動かしてみたわ。
トリヤ:「よし……わたくし、まだ生きてるみたいね。これって、わたくしが『相応しかった』ってこと?」
考えを巡らせていたその時、火サソリの群れがわたくしのいるオアシスに向かって走ってくるのが見えたの。それを見てパニックになったわたくしは、すぐに逃げようとしたけれど、足を滑らせて転んじゃった。その拍子に、両手がついたのは足元の砂だったわ。手が砂に触れた瞬間、オアシスの周りに巨大な砂のドームが突然形成されて、外敵からわたくしを守ってくれたの。それだけじゃない。オアシスの中の奇妙な植物たちが光を放ち始めて、砂のドームに閉じ込められているのに、そこは明るく輝いていたわ。わたくしは立ち上がって自分の両手を見つめ、それから動かしてみた。
わたくしの手の動きに合わせて、足元の砂が動き始めたの。
トリヤ:「これが『支配者として再誕する』ってことなのね? この砂漠のすべての砂を操れるの?」
トリヤ:「興味深いわ……(ふふ)」
わたくしはこの新しい力で、どこまでできるのか試すために訓練を始めたわ。少し夢中になりすぎて、右手が砂に戻っちゃったこともあったけれど。
トリヤ:「あら……」
痛みは全然感じなかった。わたくしはしゃがみ込んで、左手を砂について右手を形作り、再び繋ぎ合わせたわ。
トリヤ:「この力を使う時は、少し注意が必要ね」
一ヶ月が経って、わたくしはこの力をかなり自由に使いこなせるようになったわ。この砂漠の砂を思い通りに操るだけじゃなく、自分の体を砂に変えたり、元に戻したりすることも自由自在よ。最初は砂の姿を制御するのに苦労したけれど、必死に特訓してマスターしたわ。今じゃ砂の姿になって、どこへでも素早く移動できるの。人間だった時には入れなかったような場所にも潜り込めるわ。まあ、技術的には許されないことだって分かってるけどね。
わたくしの体は厳密には砂でできているけれど、水に触れても全然大丈夫だし、普通に飲み物を飲むこともできるわ。それだけじゃない。この力を使えば、周りの砂をわたくしの望むあらゆる服や道具の形に変えられることも分かったの。砂でできているのに、作り出したものはすごく丈夫で、着心地も最高よ。わたくしは自分が再誕したこのオアシスに定住することにして、快適に暮らせるように色んなものを作って飾り付けたわ。そうしてわたくしは、このオアシスの守護者になったのよ。
最初はすべてが順調だった。砂嵐からオアシスを守り、砂漠の砂に埋もれないようにして、ここを探し出そうとする者からは隠し続けてきた。でもある日、突然強力な地震が起きて、続いて恐ろしいオーラの爆発を感じたの。それから間もなく、昼間なのに砂漠の空気が急に冷たくなっていくのを感じたわ。そして、オアシスに近づいてくる恐ろしい気配を察知したわたくしは、自分を守り、この場所のすべての知識を隠すために、素早く砂のドームでここを覆い、砂丘の深くへとオアシスを沈めたの。守護者として、そして「非合法の考古学者」としてね。




