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第二十一の運命:管区なき守護者

セプティアン視点


すべてはあの火事から始まったがよ……。わしらの希望を打ち砕き、意志を灰に変え、心に深い恐怖を植え付けたあの火事から。あの事故から一ヶ月が過ぎ、わしらは互いに離れ離れになった。一緒におれば、どうしてもあの事故を思い出してしまうき。わしらは皆、希望を失い、夢を忘れちょった。特にわしは。ただ恐怖と悲しみ、そして後悔だけが心と頭を支配し、付きまといよったがよ。


ある晴れた夜、わしは家のテラスに座って、星の散りばめられた夜空を眺めちょった。地球よりも遥かに広い世界が外には広がっちょって、人間なんて宇宙の中ではちっぽけな塵に過ぎんがやと驚かされた。わしはその広大さに深く魅了され、いつか宇宙を旅してみたいと思うたがよ。悩みから逃げるためじゃなく、この世界がどれほど広いかをこの目で確かめるために。考えに耽っていると、空を横切る流れ星が見えて、わしは少し微笑んだ。わしはすぐに目を閉じ、その流れ星に願いをかけたがよ。ただの迷信なのは分かっちょったが、試してみるくらいは構わんろう。


一ヶ月が過ぎ、わしは今、ワシントンD.C.におる。その夜、泊まっちょったモーテルのバルコニーから空を眺めると、緑と黄色の光が空で激しくぶつかり合っているのが見えた。かすかに、その光の方向に誰かのシルエットが見えたがよ。はっきりとは見えんかったが、緑の光を放っているのがグリーン・ランタンだということは分かった。彼は指輪から緑色のジェット機を作り出して黄色い光に激突させ、黄色い方は盾を作って身を守っちょった。


二人が戦いに夢中になっちょる間、彼らが気づかんうちに別の緑の光が近づいてくるのに気づいた。最初はもう一人のグリーン・ランタンかと思うたが、その光はまっすぐわしの方へ向かってきて、それは一個の緑色の指輪やったがよ。何をする間もなく、指輪は突然わしの指にはまり、わしを一瞬にしてグリーン・ランタンに変えちまった。戦っちょったグリーン・ランタンと黄色いクリーチャーもわしの存在に気づいたようで、黄色い奴は攻撃を仕掛けるようにわしへ突進してきた。グリーン・ランタンはそれを止めようとしちょった。


パニックになったわしは、あいつがどこかへ行って攻撃をやめてくれることを願いながら、本能的に黄色い奴へ手を向けた。そう願った瞬間、わしがはめちょる緑の指輪からミサイルが現れ、黄色い奴を凄まじい速さで宇宙まで吹き飛ばした。それを見たもう一人のグリーン・ランタンは拍手をしながら近づいてきたがよ。

グリーン・ランタン:「ふむ……初めて指輪の意志の力を使ったにしては、なかなかのものじゃないか」

セプティアン:「あ、あの……これは本当に現実ながですか? わしがグリーン・ランタンに選ばれたがですか?」

グリーン・ランタン:「混乱するのも無理はないが、今の攻撃でシネストロが復讐に戻ってくる前に、安全な場所へ行くべきだ」

わしが頷くと、グリーン・ランタンは指輪の力を使ってわしを宇宙へと連れて行ってくれた。


どれくらいの時間が経ったか分からんが、わしらは強烈な緑の光を放つ惑星に到着した。そこには様々な種族の数え切れんほどのグリーン・ランタンが集まっちょったがよ。

グリーン・ランタン:「オアへようこそ。ここはグリーン・ランタン・コーズの本拠地だ。ここでその指輪、意志の力の使い方を教えよう」

グリーン・ランタン:「心配するな、ここにいる人間は私だけじゃない。グリーン・ランタンに選ばれた他の地球人も紹介しよう」

セプティアン:「ありがとうございます……その、何とお呼びしたらよろしいがですか?」


グリーン・ランタンは微笑み、つけていた緑のマスクが消えて素顔が見えた。

グリーン・ランタン:「私の名前はハル・ジョーダンだ。ハルと呼んでくれ」

セプティアン:「わしはセプティアンと言います」

ハル:「よろしく、セプティアン」

自己紹介を済ませると、ハルはオアを案内してくれた。彼はわしがはめちょる指輪の様々な機能や、ランタンの誓いについて教えてくれたがよ。


それからハルは、意志の力を制御し、指輪を通じて具現化する方法を教えてくれた。グリーン・ランタン・コーズの力の核は「意志の力」やと彼は言うた。強く望みさえすれば、何でも作り出せるがやと。最初は自分の望みに意識を集中させるのは難しかったが、時間が経つにつれてコツを掴み始めたがよ。訓練に励んでいると、偶然にもハルやわしと同じ地球人のグリーン・ランタンたちがオアにやってきた。ハルは彼らを紹介してくれた。ジョン、サイモン、カイル……他にも何人かおったが、名前を覚えきれんかった。地球からはかなり多くのグリーン・ランタンが選ばれちゅうみたいながよ。


約一ヶ月が過ぎ、わしは惑星オアでの訓練をすべて終えた。地球に戻ることもあれば、ハルたちについて別の管区セクターへ行くこともあった。あいにく、わしはまだ若く、指輪の力を完全に使いこなせちゅうわけじゃなかったき、長老たちはわしに守るべき管区を与えてはくれんかった。わしを選んだ指輪の前の持ち主もまだ見つかっちょらんようで、長老たちはまだわしを完全に信用しちょらんみたいやった。今はただ、他のグリーン・ランタンが自分の管区を守るのを手伝うことしか許されちょらんがよ。


今回は、ハルが自分の管区をパトロールするのを手伝っちょった。天の川銀河をパトロールしていると、突然、恐ろしいオーラの凄まじい爆発を感じたがよ。

セプティアン:「うわっ、これは一体何のオーラながですか? この恐ろしい爆発はどこから来ちゅうがですか?」

わしが何が起きているのか混乱しちょる一方で、ハルはひどく心配そうな顔をしちょった。

ハル:「このオーラの爆発は地球からだ。あそこで何かが起きているに違いない」

ハル:「地球に何が起きているか確かめてくる。セプティアン、君はオアに戻って、もし私が戻らなければ応援を頼んでくれ」

わしも一緒に地球へ戻りたかったが、非常に深刻な事態のようやったき、頷いてすぐに応援を頼むためにオアへ戻ったがよ。


あいにく、オアに到着した時にはすでにハルの指輪との接続が切れ、連絡が取れんくなっちょった。長老たちに応援を頼んだが、彼らはハルなら一人で解決できると信じきっちょって、動こうとはせんかった。その上、他の地球人のグリーン・ランタンたちはオアにおらんかったき、彼らに助けを求めることもできんかった。最初は我慢して長老たちの決定を待とうとしたが、あいつらは何もしようとせんかった。そんなあいつらには、もううんざりながよ。怒りに震えながら、わしは長老たちの警告を無視して、ハルを助けるためにすぐに地球へと戻ったがよ。結局、これはあいつらのせいじゃ。あいつらのおかげで、わしは好きなようにさせてもらうき。わしは「管区なき守護者」やからな。

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