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柴犬に変身できるようになった僕が、ダンジョン配信を始めたらバズってた〜気づかずにショタの性癖を歪めてたようです〜  作者: 暁 とと


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第81話 社長同士の戦い

「はぁあ!?」


社長はタブレット端末を握りしめ、驚愕の声を上げた。

今日は楽しみにしていたネット記事の公開日。ウキウキしながら更新を待っていたのに――。


「どういうことだよ!」


表示された記事は、社長が望んでいたものとはまるで違った。

柴犬の評判を落とし、炎上させるような内容ではない。むしろ、柴犬の評価を上げるような記事だった。


それに、前の記事は削除され謝罪文まで付け足されていた。


怒りを抑えきれず、社長はすぐに記者へメッセージを送りつけた。

すると、まるで待ち構えていたかのように、すぐに返信が届く。


『あ、ごめんなさい。こっちの方が圧倒的にPV数も稼げるし、お金にもなるんでね。それに、あの人を敵に回すのは避けたいんで。だから、あなたの情報と企みは――ボツにしましたw』


「はぁあああ!? Jぢdッッjdbb!!!」


社長の怒りは頂点に達し、思わず打ち込んだ文字もめちゃくちゃになった。


『あ、それと、社長さん。社長さんがくれた情報ね。いい感じに活用させてもらったよ。今、もう上がってると思うけど』


「……ほぉお、よくやったじゃないか」


社長は歯ぎしりしながら記事を開いた。だが、そこに書かれていたのは――


『魔石加工会社社長が、動画配信者の柴犬が作った魔石に嫉妬し、柴犬のあることないことの噂を流そうとしていた!』


まるで自分が悪者のような扱いだ。

さらに、記事の中には「どこの会社の社長なのか」調べればすぐに分かるようなヒントまで隠されていた。


「……おい、ふざけんな!」


社長は震える指で再びメッセージを送る。


『貴様、自分の立場が分かっているのか!』

『立場とは〜?むしろ、こっちのほうが有利だと思うんですけど〜。立場をわきまえないのはどっちですかね〜?』


社長の顔が真っ赤に染まる。

焦りに駆られ、すがるように次のメッセージを打ち込んだ。


『か、金ならやる。だから、ワシのことが書いてある記事だけ消してくれ』

『え〜いくら出せます?』

『100万』

『はい、安いですね〜。交渉は終わります』


『待て!もっと金は出せる!』

社長は必死に返信を送り続けたが、それ以降、記者からの反応は一切なかった。


「ふざけんなよ!あのゴミクズ記者野郎が!!」


怒りのままに社長はタブレットを掴み、思いきり壁に投げつけた。

バキッ――!

衝撃でタブレットは壁にめり込み、タブレット画面は割れていた。


**********


『いや〜、どうも』

『まあ、及第点ってところじゃない?』

『まさか、イヌイ事務所みたいな大企業の社長さんから直々に依頼されるとはね。さすがに断れないでしょ』


イヌイ事務所の社長は、柴犬が落ち込んでいることが許せなかったらしい。

そこで、記者の素性を徹底的に調べ上げ、直接コンタクトを取った。


結果――


金を払い、柴犬の評判を落とす記事を完全に削除させた。

さらに、これから書かれる予定だった記事もすべて潰し、別の内容へと差し替えさせたのだった。


『それと、お詫びとして、柴犬さんの評判を上げる記事と謝罪文も追加しました。これで勘弁してください』

『まあ……今後の働き次第だけど。とりあえずは、許してあげる』


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