表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
柴犬に変身できるようになった僕が、ダンジョン配信を始めたらバズってた〜気づかずにショタの性癖を歪めてたようです〜  作者: 暁 とと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/85

第71話 ショッピング

電車でショッピングモールへ向かう途中、なんとなく周囲の視線を感じて落ち着かない。ちらちらと見られているような気がして、思わず俯いた。


「うう……」


 普段着ない服を着ているせいで、どうにも気恥ずかしい。この瞬間だけ、車の免許が欲しいと強く思った。田舎には服屋がなく、買いに行くには都会まで足を運ばなければならない。


 今日は適当にジーパンとトップスを選んで、さっさと帰るつもりだった。だが、思いがけず翔太くんとばったり出くわしてしまった。


「あ、ワンワンねーね!」


「しょ、翔太くん……こんにちは」


「ワンワンねーね、何してるの?」


「服を買いに……翔太くんは?」


「お姉ちゃんが消しゴムは嫌だって言って、僕にお金を渡して別のプレゼントを買ってこいって言われたんだ。それで買いに来たの。ワンワンねーね、一緒に買い物する?」


 断る理由はないけれど、この服装のまま一緒に歩くのはちょっと恥ずかしい。なので、断ろうとした。


「ごめんね。今は忙しいから……」


「え、ワンワンねーね、一緒に買い物してくれないの……?」


 翔太くんは今にも泣き出しそうな顔で、僕の方を見つめてきた。


 そんな顔をされたら……


「う……わかった。じゃあ、一緒に買い物行こっか」


「やった〜! じゃあ、ワンワンねーね、服見に行こ〜!」


 そう言って、僕たちは服屋さんに入った。僕は適当に服を選び、試着室で着替えてそのまま帰ろうとした。


「あれ、ワンワンねーね、着替えたの?」

「うん。似合わないでしょ、スカートとか」

「そんなことないよ! すっごく可愛いんだから!」


 翔太くんは目を輝かせながら、熱烈に可愛いと言ってくれた。だが、その目はどこか異様に熱っぽい。


「え、いや……そう言ってくれるのは嬉しいよ。でも…恥ずかしいし……」

「絶対損してるよ! ワンワンねーねは可愛いんだから、もっとスカートとか着るべきだよ!」


 翔太くんの声には、どこか妙な執着が滲んでいた。


 僕は押し切られるような感じで、着てきた服に着替えてお会計を済ませた。


「ワンワンねーね。お姉ちゃんに何あげたら良いと思う?お姉ちゃんにプレゼント代って言われて、一万円くれたけど?」


 一万円も…サラマンダーさんは何を求めているのか僕に聞かれても分からない。

 僕なら、お肉なんだけどな〜


「お姉ちゃんのプレゼントなら、やっぱり自分で考えるべきだよ」

「そっか…」


 真剣に悩んでいる。僕もここから、出て行きたいと思っている。だけど、翔太くんをおいて帰ったら……寂しそうな顔してしまうので、僕は何を買うのか見守っている事にした。


「じゃあ、これにする」

「良いじゃん〜」


 翔太くんが手にして購入したのは、お財布だった。お財布なら実用的だし、貰っても困らない代物。


 翔太くん中々、良い買い物をしたなっと感心していた。


「ワンワンねーね。なんで、僕があげた首輪してないの?」

「……あれね、ちょっともったいなくて飾ってるんだよ」

「そっか…僕がプレゼントした首輪気に入らないのかと思った。でも、ワンワンねーねにはやっぱりつけてほしいなぁ」


  ちょっと、不満そうな感じの声で言っていた。


「ねぇ、ワンワンねーね……今ここでつけてみてくれない?」


 ぐっと袖を引かれ、翔太くんの顔が近づく。無邪気な子供の笑顔なのに、どこか圧がある。


「今は持ってないから無理だよ」


「そっか。でも……飾るんじゃなくて、首輪はちゃんと首につけてほしいなぁ」


 ふっと、瞳が細められる。


「う、うん〜」

 

 翔太くんは満足したように微笑むと、また楽しげに歩き出した。僕は曖昧な返答をして、翔太くんとはショッピングモールの外で分かれ僕は家に帰った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
(完全にショタが性癖こわれて且つドSに振り切ってて)やべぇよ…やべぇよ…(DB並感) 将来TNOKみたく「ヨツンヴァインになってワンワン鳴いてみろ」って要求して来そう(小並感
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ