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柴犬に変身できるようになった僕が、ダンジョン配信を始めたらバズってた〜気づかずにショタの性癖を歪めてたようです〜  作者: 暁 とと


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第55話 ミノタウロスって、強いんよ

「ふう〜」


色々あって疲れた。気分転換に、庭に干していた洗濯物を取り込もうと庭へ向かうと、小さな穴が開いているのを見つけた。


「なんだこれ?」


モグラが掘った穴だろうか?そう思いながら覗き込むと、中は意外にも広がっている。


試しに手を入れてみると.....


「うぉ!?」


突然、体が柴犬の姿に変わった!


「えっ?」


前足で穴を少しずつ広げ、ようやく柴犬サイズの僕が入れるくらいの大きさにして、中に入ってみる。


そこには、ダンジョンが広がっていた。


「うわぁ......」


少しダンジョン内を探索してみることにした。辺りには魔物の気配がしない。なので、しばらくテクテクと歩いていると……そこには巨大な斧を持ったミノタウロスが広い空間に鎮座していた。


「嘘だ.....1階層からボスが出現するなんて.....」


ボスが出現する階層はランダムだ。これまでの記録では、最下層でボスが出現するのは78階層、最上層では3階層でボスが現れることがあった。しかし、僕はその記録を塗り替えてしまった。


まさか、1階層でボスが出現するとは思わなかった。


「ブッホォオオ!!」


僕が近づくと、ミノタウロスは荒々しい鼻息をあげ、威嚇してきた。


「うぉおお.....」


装備も何も持っていない僕は、慌てて後ずさりし、ダンジョンの外に飛び出した。


「ええ、やっばいな」


とりあえず、探索者ギルドに電話して、家の庭にダンジョンができたことを報告することにした。すると、1時間後に探索者ギルドの職員と探索者が1名、家にやってきたので、現状を説明した。


「確かにダンジョンですね。非公開と公開の選択ができますが、どうしますか?」

「非公開でお願いします」

「わかりました。ただし、1階層でボスが出現するのは異例ですね」


そう言って、探索者と職員は穴を広げ、人が入れるくらいの大きさにし、中に入っていった。数分後、戻ってきた。


「確かに、1階層にボスのミノタウロスがいました。しかし、あの小さな穴をどうやって入ったんですか?」

「秘密です」


ギルド職員が不思議そうに聞いてきたが、僕は『秘密』とだけ答えておいた。


ダンジョン内の確認を終えたギルド職員たちは帰っていった。庭にダンジョンができたことで、敷地内のものとして非公開にすることができる。


そうすれば、探索者たちがダンジョン攻略に来なくて済む。しかし、魔物が溢れるので、3ヶ月に1回、ギルドを通じて探索者に討伐を依頼しなければならない。それに、1回で10万円かかる。公開すると、国から固定資産税などの免除が受けられるため、ほとんどの人はダンジョンを公開する。


僕は、1階層だけでそれなりに有名な犬の配信者なので、身バレ防止のため非公開にしてもらった。


今日は、健康診断やアイドル活動で色々とあり、疲れてはいるが、挑戦してみたい気持ちを抑えられない。加工した魔石を身につけ、もう一度、庭のダンジョンに向かった。


「ブッホォオオ!!」


ミノタウロスは、大きく重たい斧を持っているので、動きは遅い。

僕は、ミノタウロスの振り下ろす斧をかわした。そして、その首元に噛みついた。


だが...硬すぎる。皮膚が異常に硬い。オークキングよりもだ。オークキングのときと同じように何度も噛みついたが、一向に傷をつけることができない。


オークキングなら、これぐらい噛み付いてたら血を流していたのに.....


「ブッホォリョォオオ!!」


ちょこまかと動く僕にイラついたのか、ミノタウロスは斧を捨て、素手で殴りかかってきた。

咄嗟のことでかわすことができず、加工した魔石が壁を張り、なんとか直撃を避けることができたが、僕は吹っ飛ばされてしまった。


「ぐぅ......」


飛ばされた僕を追いかけてきたミノタウロスから逃げ、なんとかダンジョンの外へ脱出することができた。


「はぁ、はぁ、はぁ......強すぎ!? え、皮膚硬すぎでしょ!?」


僕は地面に寝そべり、息を荒らげながら驚いていた。

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おはようございます。 ワンちゃんがんばえ~!(ちびっこ並感
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