第45話 メンバーシップ開設
ようやく元の姿に戻り、いつもの柴犬の姿になることができた。そして、朝方の配信で動画を消す羽目になってしまった。
どういうことかというと、なぜか警告されてしまったんだ。消さなければ収益化を取り消されると言われ、仕方なく動画を消した。その理由は、服を着ていなかったから.....らしい。
でも、柴犬の姿なら何も問題なかったんだけどな〜やっぱり人形のような姿に近いと、服を着ないと警告されちゃうのか。一応、毛で覆われているのにね。
それと、今日はメンバーシップ開設のお知らせをするために配信をあげることにした。メンバーシップに入ると、メンバーだけが見ることができる特別な動画が視聴できる仕組みなんだ。
僕も以前、サラマンダーさんのメンバーシップに入って楽しんでいたから、メンバーシップの仕組みに興味があった。でも、犬の動画を見てくれる人がいるのかな?という不安と、メンバーシップ用に動画を考えるのが面倒だな〜という気持ちで、なかなか開設を決められなかった。
でも、今日からついにメンバーシップを開設することにした。決めた理由は、SNSで『メンバーシップ開設しないの?』とか『メンバー限定の動画を見てみたい!!』という書き込みをよく見かけるようになったからだ。
僕も視聴者だった時、メンバーシップ限定の配信を見ると、メンバーだけの特別感があって楽しかったし、普段見られない顔が見れることも嬉しかった。
「はい、どうも〜犬です!」
『あれ?今日は柴犬の姿だ』
『なんだか、安心するな〜』
『相変わらず可愛い!!』
「今日は、メンバーシップを開設したという内容の配信です!」
『え?メンバーシップ開設したの!!嬉しい!』
『うおおお!!ついにメンバーシップ開設されたんだ!!』
『どれだけ待ってたか…!』
メンバーシップを開設したとたん、視聴者たちは大喜び。僕も嬉しい。
「みんな、ありがとうございます!!」
『カメラマン喫さんがメンバーに加入しました!』
『グルグルさんがメンバーに加入しました!』
開設と同時にメンバー数が100人を超えた。メンバーシップが1ヶ月500円と少し高めなのに、こんなに多くの人が加入してくれるなんて、嬉しすぎる。
『社長だけどさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』とコメントが流れた。
「え?」
メンバーシップをプレゼントしてくれる人も現れた。
「まだ、どんな内容を投稿するかは決まってないけど、よろしく〜」
『どんな内容を考えてるの?』
「内容か〜まだ決まってないけど、昨日の案件配信で獣人の姿になってたけど、獣人の姿で配信してみようかな〜って思ってるよ」
そんな風に思ったことをコメントに答えたらコメント欄がおかしな事になった。
『うぉおおお!!スパチャを投げれないのが悔しい!!』
『おい、メンバーシップを投げれば、柴犬さんにお金が入る。これは、実質的にスパチャと同じだ』
『おおおお!!その手があったか!!』
「気づかんかった!!』
『よぉおおし〜これまで、スパチャ出来なかった分と、メンバーシップで柴犬獣人が見れる事に感謝をして、やるぞ!!』
「え?ちょ....え?」
『たけるさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『RyoGamesさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ねこもちさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ひまわりさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『しょうたんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『夜月-yaduki-さんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『カズキさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『あかねさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『リクPさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『しろくまさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ナナセさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『しんのすけさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『Mikanさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ゲーム実況者ゆうさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ケイタさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『はるとくんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ゆきのんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ふじもとさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『しぐれさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『コウタさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
「え、あの.....ダメだよ。スパチャより、悪いよ?メンバーシップ一個500円だよ?50個プレゼントしたら2万5千円だよ.....お金は大切にだよ....?」
『は?スパチャを解禁してくれなかった恨みだけど』
『みかん星人さんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ぴえんちゃんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『うさぎマンさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『おばけのしろさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『わんだふるさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ほたるんるんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『もふもふたろうさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『はっぴーおじさんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『しろくまんまるさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『あたしんちのパンダさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ゆるふわこまさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ぶんぶんばちさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『つばきちさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『まるぼうろさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『わたあめぱんださんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ちょうちょむしさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ちょこらーたんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『きゅうりんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ふわふわちゃんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『いちごまみれさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
「ま、まって、もう十分だから!!もう、2千人以上がメンバーシップに入ったから!!ありがとうだから!!』
僕は、必死に止めた。メンバーシップは、スパチャみたいに設定で止める事ができない。メンバーシップ開設を辞める事でしかプレゼントを止める事ができないので、必死に止めた。
『ええ〜俺たちの感謝はこれだけじゃ、止まらないんだけどな....仕方ないな〜』
『困っている柴犬さんも可愛いけど、これ以上やると柴犬さん泣いちゃうし」
と、ようやくメンバーシッププレゼント祭は終わり僕はホッとした。だけど、こんなに人が入ってしまうと....期待されている感じがして、ますますどうすればいいか悩んでしまう。
「ふう....止まった....」
『美緒さんがメンバシップを50個プレゼントしました!!』
「あ、ダメだよ!!」
『いやね〜つい、送りたくなるよな〜』
『柴犬さんが、可愛いのが悪いよな〜』
『スパチャで、発散させないのが悪い!!」
何故か、僕が悪い事になった。
『あれ、どこか行かないの?』
「行かない。スパチャみたいに、僕がいない間に、めっちゃ投げられたら嫌だもん。もう、僕は画面外から出ないも〜ん。ふっふふ〜全く無駄遣いして、美味しいお肉でも買った方が何倍もいいでしょ」
『え、そんな事ないが?』
『無駄遣いは、人それぞれだと思うが?』
『だよな。人間を舐めないで欲しいと思うんだが?』
「え、ちょ.....まちぇ!!」
『ぽんたろうさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『おにぎり坊やさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『たこやきんぐさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『すいかちゃんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『さくらんぼんさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『いぬまるさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『ねこまるこさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『だんごっちさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『こっぺパンさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
『あんずももさんがメンバーシップを50個プレゼントしました!!』
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また、メンバーシップをプレゼントしまくられ、僕は視聴者さんの泣かされた。ダメって言うのに、するから僕は泣かされた。
「ううう.....」
『ゴメンって』
『許して』
『ほら〜もうしないか〜泣き止んで〜』
「じゃあ、もう配信切るからね』
配信を終了して、メンバーシップの加入者数が1時間ぐらいで、6千人以上が加入していた。




