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柴犬に変身できるようになった僕が、ダンジョン配信を始めたらバズってた〜気づかずにショタの性癖を歪めてたようです〜  作者: 暁 とと


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38話 お昼寝配信

今日はお昼寝配信をしようと思った。家の中にちょうどいい日差しが差し込んで、外は穏やかな風が吹いている。庭の窓を開けて、そこで、ただ眠るだけの配信をすることに決めた。


こんなに気持ちいい日は、昼寝に丁度いい。温かい日差しが肌を包み、まさにリラックスするのに最適なタイミングだ。


「おはよ〜。今日はここで眠るだけの配信をしようかなっと思います」



『お、可愛い姿が見放題じゃん』

『最高かよ』

『僕も一緒に寝るぞ〜』


昨日の案件配信で好評だった為、人をダメにするソファー(高級)を送ってくれた。あの会社は、このソファーを作っていたとは......


今日はその上に寝転がることにした。ソファーの上に乗ると柔らかく包まれる感覚がとても気持ちいい。日差しが僕を照らし、風が優しく吹き抜ける中で、目を瞑ると眠気が徐々に押し寄せてくる。


「おやしゅみ〜」


そう僕は、言って深い眠りに入った。


***********


ライブ配信のコメント欄は今日も賑やかだった。画面に映るのは、すやすやと眠る柴犬さんの姿。視聴者たちは柴犬さんの寝顔を見守りながら、思い思いの言葉を交わしていた。


「いや〜柴犬さん可愛いな〜」

「そういえば、30万人突破したよね!柴ちゃん」

「最速らしいじゃん、すごい!」


温かいコメントが流れ続けるなか、安心しきった様子で身を丸め、柴犬さんは穏やかな呼吸を繰り返していた。


眠っている姿に視聴者は癒されていると、突如としてカメラの角度が急に下を向いてしまったのだ。視聴者たちは騒然とする。


「あれ、カメラが下向いた!?」

「うわああああ!柴ちゃんが見えない!」

「誰かカメラ直してー!」


コメント欄は混乱に包まれ、柴犬の姿が映らなくなったことを嘆く声が溢れた。柴犬さんの配信は、しばらく床を写している映像が流れていた。そんななか、車が近づく音が聞こえ近くで停車する音を拾った視聴者が反応する。


「今、車の音しなかった?」

「誰か来たっぽい?」

「救世主か!?」


しばらくすると、柴犬のマネージャーさんが画面に現れた。マネージャーさんは、カメラへと手を伸ばす。


「固定が甘かったんだね」


そう言いながら、手際よく角度を調整し、画面は再び柴犬さんの姿が写り始めた。その瞬間、コメント欄は歓喜に包まれる。


「うぉおおお!復活!」

「マネージャーさん、ナイス!」

「これで可愛い寝顔が見られる!」


視聴者たちが安堵するなか、マネージャーはふと柴犬の寝姿に目をやる。無防備にお腹を出して眠る彼の姿を見て、優しく微笑んだ。


「そんなお腹出してたら風邪引くよ〜」


静かにそう呟きながら、家の中にあったタオル取り出しそっと柴犬さんの体に優しくかけた。柴犬を起こさないように気を配っていた。優しさが伝わる光景に、視聴者たちも感激してた。


『マネージャーさん優しい!!』

『神対応すぎ!!』

『なんですか?飼い主ですか!?』


マネージャーさんは、カメラの角度を変えスマホでしっかりと柴犬さんが写っているかを確認して、柴犬さんの家から出ていった。


マネージャーさんから出ていってから少しして、マネージャーさんがかけてくれてた、タオルを蹴飛ばしていた。


しばらく、柴犬さんは体制を変えながらゴロゴロしていると、また誰かの足音が来た。


『お、今度は誰だ?』

『柴犬さんに何をされるんだ?』


「あ、やっぱり、柴犬さん寝てる」

「ほんとだ。柴ちゃん寝てる」


アリスさんと美緒さんが柴犬さんの家にやってきていた。アリスさんと美緒さんは事前に、家に行ってもいいか聞いて、『寝ているけど、勝手に入ってきていいよ』っと許可は貰っていた。


「ここが、柴ちゃんの家ですか〜なんだか、ザ・ジャパンって感じだですね〜」

「だね〜なんだか落ち着く感じがするね」


柴犬さんが寝ている間、色々な所を見回っていた。アリスさんのイタズラ心が芽吹いたのか、柴犬さんの元やってきた。


「こら、柴犬さんが起きるでしょ」

「起きないよ〜」


アリスさんは、柴犬さんのピンッと、尖った耳をチョンっと触った。


すると、ピクピクっと耳を動いた。


『可愛い』

『ック....羨ましい』

『お耳が可愛い!!』


「こ、こら」

「美緒もやりたいんでしょ〜」


と、美緒さんを誘惑した。美緒さんも、やりたかったと思ってはいた。だけど、美緒さんは柴犬さんに悪いと思って遠慮していた。


「うう....」

「ほら〜」


美緒さんは、アリスさんにそそのかされ柴犬さんの耳をチョンっと触った。


すると、ピクピクっとした。


「可愛い....」

「でしょ....」


と、2人とも満足するまで柴犬さんの耳を触っていた。


「「満足」」


眠る柴犬と贈り物


柴犬さんの耳を何度も触っているうちに、柴犬さんは今にも目を覚ましそうになってしまった。


「ううう.....」


慌てた美緒は、カバンの中から犬のぬいぐるみを取り出し、咄嗟に柴犬さんの横に置いた。すると、まるで抱き枕を抱えるようにぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、再び深い眠りへと落ちていった。


『可愛い…可愛いに可愛いを掛け合わせたら…もう、やばい』

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアカゎうぃいいい!!!!』

『俺のスマホ画面はこれに更新だぁあああ!!』


コメント欄は騒然となり、視聴者たちは歓喜に沸いていた。


「ふ、ふう…まったく、アリスがそそのかすから…」

「ごめんって」

「し、しかし…柴犬さん…今の姿が可愛すぎる!!」


興奮を抑えきれず、美緒とアリスはスマホを取り出し、柴犬がぬいぐるみを抱いて寝ている姿を写真に収めた。そして、少し遅くなったが、引っ越し祝いとして持ってきたスイカとビーフジャーキーをそっと柴犬さん近くに置き、家を後にした。


************


「ふぁあああ〜よく寝た〜」


目を覚まし、スマホで時間を確認すると、午後3時を回っていた。寝ぼけたまま、周囲を見渡すと、誰かが来た形跡がある。それに、見覚えのない犬のぬいぐるみが隣に置かれており、近くにはスイカとビーフジャーキーが添えられていた。


とりあえず、動画を終えてから確認することにした。


「それじゃあ〜僕が起きたので、配信を終わりま〜す」


『可愛かったので、もう一度お昼寝配信を希望』

『フルで見てしまった』

『おはよう〜』


後でアーカイブを見返すと、カメラの角度を直しに来てくれたマネージャー、そして引っ越し祝いを持ってきた美緒とアリスの姿が映っていた。柴犬は改めて、マネージャーにお礼を伝えること、そして美緒とアリスにも引っ越し祝いのお礼を言うことにした。


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