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柴犬に変身できるようになった僕が、ダンジョン配信を始めたらバズってた〜気づかずにショタの性癖を歪めてたようです〜  作者: 暁 とと


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第19話 ストーカーじゃないよ。お誘いだよ。

柴犬さんと出会った


 柴犬さんの日常を動画で見ていたら、今日は近くのスーパーに行くという話をしていた。そこで、柴犬さんの家の近くで動物が入店できる場所を調べ、スーパーに先回りしてみたら、本当に柴犬さんが現れた。


 柴犬さんはスーパーで買い物をしている。けれど、その姿では高い場所の食材に全然手が届かないようだ。なんとか踏み台を使って取り出したものの、持つことができず困っている様子だった。


 困っている姿も可愛い。けれど、やっぱり困っている。これは助けた方がいいよね。


「えっと、柴犬さん」

「あ、美緒さん。偶然ですね〜」

「はい、偶然ですね。大変そうですね。一緒に買い物しますか?」

「え、いいんですか!? 実際、この姿での買い物は大変で困ってたんです」


 私が手伝うと、柴犬さんはとても嬉しそうだった。


 撫でたい気持ちを抑えながら、なんとか買い物を始めた。


 柴犬さんと一緒に買い物を進めていく。指示されるまま、ササミやブロッコリー、ポン酢をカゴに入れていった。私もついでに、エナジードリンクをカゴに入れた。


「柴犬さん、これだけでいいんですか?」

「うん。僕の体だと、これ以上買うと持てなくなるからね〜」


 確かに、荷物が多いと柴犬さんが重たくて潰れてしまいそうだ。


 会計の際、私が代わりにしようとしたのだが、柴犬さんが『手伝ってくれたお礼だから奢るよ〜』と言い、私がカゴをレジに置き柴犬さんが会計をすることになった。


 レジの人が驚く中、柴犬さんは二本足で立ち、お財布を差し出した。


「この財布からお金を取ってください」

「え、はい....お買い物偉いね〜」


 レジの人は驚きながらも柴犬さんの頭を撫で、お財布からお金を取り出して会計を済ませた。


 その後、私と柴犬さんの買い物をそれぞれ袋に分けて柴犬さんに渡した。


「うぬうううう....,」


 柴犬さんは袋を口にくわえて帰ろうとしたが、どうやら重たくて持ち上げるだけで精一杯のようだった。


 足をプルプルさせながら踏ん張り、一歩一歩進んでいく姿は健気だけれど、とても心配だ。


「大丈夫ですか!?」

「だ、だいびょうぶぅぅぅぅ......」


 全然大丈夫そうには見えない。そこで私は、柴犬さんに似合うと思い用意していた唐草模様の布を取り出した。


「柴犬さん、これを使ってください」

「ん?」

「唐草模様の布です。これで荷物をまとめて背負えば持ち運べるはずです」

「え、いいの?」

「はい、大丈夫です。ぜひ使ってください」


 柴犬さんが持っていたビニール袋の中身を布で包み、簡単に解けるように首に結んだ。


「わ〜ありがとう〜美緒さん」


 やっぱり似合う!!


「いえいえ」

「これでなんとか家に帰れそうだよ」

「それと…..メッセージで送ろうと思っていたのですが、私が所属している事務所に所属しませんか?」

「所属?」


 突然の提案に柴犬さんはキョトンとした表情を浮かべていた。


 それはいきなり事務所に所属しませんかって言われたら当然そうなるよね。


「うん〜考えておく〜」

「はい」


 柴犬さんは、考えてくれるらしい。


 嬉しい。


 こうして私はスーパーの前で柴犬さんと別れ、自分の家に帰った。


 帰宅後、私はエナジードリンクを飲みながら柴犬さんの日常の動画を再び眺め、癒されていた。


 画面の中では、柴犬さんが無邪気に尻尾を振りながら配信をしている。


「ふふ、やっぱり可愛いなあ」


 私はスマホを片手に、柴犬さんの動画を見ながら癒されていた。

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