表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おもいで精霊と何者でもない私  作者: 天乃 朔
第4章 たぶん、正義の味方(代役)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/100

419 【記憶】

 青い空が禍々しい黒い雲に覆われていく。


「x+%*$&##ma+&$#!xxx――――……」


 黒いドレスの女性がボソボソと聞き慣れぬ言語を発すると、足下から黒い光が渦巻き立ち上がり、黒い雲の底に巨大な魔法陣を描いた。


「はぁ、はぁ……ブラックローズっ! あ、あなた一体何をするつもりっ!?」


 白を基調としたひらひらのミニドレス姿の少女が荒い息を吐きつつ声を張り上げる。巨大な魔法陣の下に佇む黒いドレスの女性は白いドレスの少女を振り返り、美しい口元を歪め嗤った。


「ふふふ……遂にあの方がお目覚めになるわ」


 宙に浮かぶ巨大な魔法陣が光を放ち、そこから何か黒い靄のようなものが滲み出すように落ちてくる。


「魔王様、贄としてあなた様にこの世界を捧げます」


 次の瞬間、世界は崩壊していた。


『世界は魔王により滅亡しました』



 ***



「は?」


 目の前の画面には、廃墟に佇む少女の後ろ姿と伴に『世界は魔王により滅亡しました』の文字が表示されている。

 私はセーブしていた位置からやり直す。


『世界は魔王により滅亡しました』


 もう一度。


『世界は魔王により滅亡しました』



『世界は魔王により滅亡しました』



『世界は魔王により滅亡しました』




 何度も、何度も、何度も……。




『世界は魔王により滅亡しました』







 世界は決して救われない。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ