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M・A・G  作者: じっちゃん
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戦の歩み

初めて投稿する作品です。

癖のある作品になりますがよろしくお願いします。

 20年前、ヒューマ人連合と魔王共和国の間の戦争が終結した。

勝利は数で勝るヒューマ人連合のものとなった。

 世界各所に点在する各種族の魔人たちもヒューマ人達の支配から逃れるため、魔王を名乗る闇属性の魔法を操るヒューラー族の長レグル=ミルドの下に集い、ヒューラー族を中心とした魔王共和国を作った。

魔人たちは無属性から始まる火・水・風・雷・土そしてヒューマ族の禁忌の魔法である闇属性の魔法を用い、ヒューマ連合と戦った。

しかし、数的有利とヒューマ人が得意とする光の焼却魔法を前に戦争は13年にも渡り両者が拮抗した状態が続いていた。

 互いの陣営が疲弊しきっていた19年前にヒューマ連合から『恐るべき者』が現れた。

『恐るべき者』は他のヒューマ人とは比較にならない威力の光魔法を次々と繰り出し、魔王共和国の領地を破壊しつくした。

やがて『恐るべき者』はその強大な力をもって魔王レグル=ミルドを打ち倒し、その武勲・功績をもって『勇者』と呼ばれた。

そして今『勇者』を自軍の中心に添えたヒューマ人連合の最大国家『セント・アルカディア』は世界各地に点在する魔人たちを次々に掃討していた。第二の『魔王』を生まれ出さないために…




 

 この作品における魔法とヒューマをはじめとした各魔人について説明します。

 この物語の舞台となる惑星『ステラ』の大気には『魔素』という物質が存在し、『ステラ』に生息する生物はすべて魔素を体内に取り込み排出して生きています。

やがて『ステラ』の進化の中で初めて魔素を生命活動ではなく、体外に自らの意思で放出できる生物が生まれ、その生物は様々な形に枝分かれし、そして使える魔素も進化・適応とともに変化したり増えたりしました。

いつしか『ステラ』の生物の中に我々人間と全く同じ外見の生物『ロブ・ヒューマ』がいました。彼ら『ロブ・ヒューマ』は人間と同じレベルの知性・感性・自我を持ち、時には火山、時には浅瀬をはじめとした海にも適応するほどの生命力を有していました。

様々な環境に適応した『ロブ・ヒューマ』はやがて人間と同じ姿に進化した『ヒューマ』となり、様々な地に渡り、各環境に適応し、人型から少し外れた形に進化した『魔人』へと別れていきました。

 ヒューマは基本的に温暖な森林地帯や草原に生息しており、闇夜を照らすため、『ステラ』を照らす恒星『セント』からの光を魔素とともに吸収し操る術を獲得しました。

 火山に適応した赤い鱗と細長い尾を生やした魔人『ドラコ』は火山の熱と魔素を取り込み、放出する能力を得ました。

 海中に適応した魔人『レーネ』はより早く泳ぐために足が一つの尾びれとなり、水の中の魔素を取り込むこめるようになり、一生を水中で過ごせるようになりました。

 耳が少し細長いだけの魔人『エル』は魔素を取り込み探知することで、深い森の中で風をの流れを読み、周りにあるものを探り当て、時に体から魔素を効率よく吹き出し突風を発生させます。

雪が解けないほどの極寒の高山地帯に適応した腕や足に羽毛を生やした魔人『サズ』は頻発する雷から身を守り、寒さと落雷に耐えるため雷と魔素を体に蓄え、体中から吐き出すようになりました。

荒野に適応した茶色く硬い皮膚を持つ魔人『ドロズ』は自身の魔素と周りの鉱物を混ぜて岩を自在に生み出し、荒野の厳しい環境に様々な形の住居を作りだしました。

闇魔法はもとはヒューマが作り出した治癒のために体中の水分や細胞を操作するために開発された魔法でしたが、やがて人体改造に利用され、闇魔法を生み出したヒューマは魔人と認定され、開発に携わったヒューマとその関係者のすべてが『ステラ』最大の荒野『ウェンド』に存在する巨大な洞窟に追放・監禁され、やがて『ヒューラー』という魔人に分化しました。

これらの能力をヒューマと魔人たちが体系化したものが『魔法』です。

以上がこの物語のヒューマをはじめとした魔族と魔法についての設定です。


 

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