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菫ノ詩集

きのこ人間

作者: 堅香子 擬々

風邪ひいたらこの御時世の関係、ずっっっっと、家で隔離されておりました。ほんと、カビってる感じがしました( ・∇・)



この部屋にはきのこが生えている

空気にはカビが植わっている

なんとも匂わない腐臭がする



僕の頭にはきのこが生える

なんと鮮やか

斑点模様はなんと毒々しい



この部屋には蜘蛛の巣が張られ

ムカデが巣を作る

見えぬ虫の楽園となっていた

誰がここに入りたいか

なんと素晴らしき僕の王国

ここは紛れもない

僕の住み処



ここにいると

なんともだるい

身体の動きは次第に鈍く

切られていない髪はボサボサに

遠くから見れば

異界に住むマッシュルーム星人



そんな妄想に取り憑かれ

夢をみたい

みたいが為に寝ようと

寝たい

寝たいが為に寝床から離れはしない

そんな僕はすでにきのこと成った



きのこは胞子を生み仲間を作る

僕はフケをばらまき部屋を汚し

咳き込んで

周りに菌をばらまき同族を作る



ここは僕の部屋

誰も来ない僕の部屋

胞子が漂いきのこに侵された

僕と僕の部屋



つづかない( ̄ー ̄)

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