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やらかした!・・・どうしよう!

打ち切りといったな?・・・あれは嘘だ。更新再開します。 

さて、賭けに乗ったところで俺は背後から感じる微弱な殺気に思わず笑みを浮かべる。


「餌に食いついた獲物がまた一人・・・いや、三人か?」


彼女たちは基本的に三人で1チームらしいな。つまり、彼女たちの戦術は三人が限界点、それ以上は団体で動くことが難しくなるようだ。

たまらず影から飛び出してきた彼女たちはアルカ達がそうしたように前後と横に俺を囲み、魔法で削り、その内で攻撃力の高い者で止めをさすかそれを囮に二人で攻撃を仕掛けるという計算されたパターンだ。

正面に相対するのは曲刀を構える彼女、顔を隠しているが実力は此奴が一番だろう。隠すのが下手な奴だ。俺を左右から挟むのは双子だろうか?足運びが鏡写しに綿密な訓練の後が見え隠れする。


「しかしまあ、連携を主眼に置いた戦術とわかっていればこうすれば一瞬だ」


「「きゃっ!むぐうっ!」」


俺はあらかじめ地面に潜らせておいた分身に双子を引きずり込ませる。まさか悲鳴まで同時とはな。二人は分身が素早く気絶させ、簀巻きにすると土魔法で増築した牢屋に放り込んでいく。


「さて、これで一人になっちまったな・・・」


力量の差が顕著に現れた戦いといえようが容赦はしないぜ。悠然と歩いて距離を詰めると踊るように迫る曲刀を避けてさらにさらに距離を詰める。


「さ、つぎはどうする」


息が掛かるような距離になると彼女は酷く驚いたような表情を見せるが俺にとって造作も無い事だ。それだけ差があるのだ。しかし俺に異変が起こったのはその時だった。


ビリリッ!ファサッ・・・


「い・・・いやっ!」


気づくと押し倒したダークエルフを半裸にしたところだった。なんだこれは?

なぜ俺はこんなことを?

かろうじて正気を取り戻した俺はリーダー格の彼女を気絶させると簀巻きにして仲間と同じ処へと運ぶ。その際も彼女の肢体が艶めかしく映り、髪や汗の匂いが酷く魅力的に映る。このまま事に至っても全く後悔が湧きそうも無いほど、飢えているらしい。なぜ?こんなに飢えたようになったのは初めてだ。


「なんだ・・・これは・・・!?」


頭を抱えて湧き上がる情欲にもがいていると、俺の頭の中に見知った声が響いた。


『産マセラレルヨウニナッタ!ヨウヤクオマエハ雄ニナッタ!』

「産ませ・・・?」

『オカシイトオモワナカッタカ?コレダケノ”力”ガアレバ本来雌がホシクナルンダ!オマエハ雄ダカラナ!子孫ヲ残ス本能ガ有ル』


わかった、此奴は俺だ、俺の中の人間でない部分が疑問に答えてくれているのだ。


『相手ハエラベヨ~?後悔スルカラナ、デモイマナラ運命ノ人ハワカルハズダ』

「マジかよ・・・」


自分の体に振り回されるのは癪だがこのままじゃ暴発しそうだ。

見境がなくなる前に・・・誰か・・・探さなくては・・・。





夜の帳が下りる時間。付近は酔っ払いの喧騒がわずかに聞こえるのみで他はみな寝静まった後。酔っ払い達の喧騒もやがて船を漕ぎだし、静寂に変わっていく。


「・・・ヴォルカン様は今どこにいるんだろう」


アウロラは闘技場の一室でヴォルカンの指示を待ちつつ計画の進行を見守っていた。彼がエルフ達にとって神に等しい存在に諭されたとは言え彼女は一族を裏切り、ギルドを裏切っている。

正直なところ逃げ出せるならば逃げ出したい。だがそれは許されるはずもないし彼女には行くところはない。この世界は亜人に厳しい。

アダムスター領まで行ければ可能性はあるが彼女は暗殺ギルドの一員であり国境を越えられるだけの伝手も路銀もない。考え無しに国を出たところでかつて出奔した彼女の仲間のように連れ戻されるか、最悪奴隷にされたり殺されてしまったりと悲惨な末路を辿っていた。


「こうなったらあの人と計画を成功させるしか・・・」


計画とは、彼の策略によりこの国より裏社会の人間を抹殺した後フィゼラー大森林を開拓して彼女達の安住の地を作ろうというもの。

途方も無い様に感じたこの計画も彼がやるならば可能なのかもしれない。


そんな考えを巡らせていた彼女の元に姿を現したのは件の男。ヴォルカン・アダムスターだった。


「アウロラ、大事な・・・話がある」


普段の彼らしくない落ち着かない様子に訝しみながらも言葉を待つ彼女にヴォルカンは素早く押し倒し、組み伏せたままで続けた。


「これから計画が進めばオマエには嫌が応でも命を賭けてもらう・・・だからオマエとは、特別な関係になっておきたい」

「それって・・・どういうことですか・・・?」

「妻になってくれ、俺の子供を・・・」


産んでくれ、そう呟かれた時が彼女が冷静で居られた最後の瞬間。

特別な関係とやらに見当がついたのは彼女が純潔を捧げた瞬間で、彼の欲望を体で受け止めた瞬間であった。





チュン、チュン・・・


「・・・冷静になれ。冷静になるんだ俺」


とりあえず闘技場まで帰ってきたことは覚えている。だが、アウロラの部屋に入ったところで意識がほとんどなかった事が災いした。

焦りすぎた事は否めないが寄りにもよって女性が居るところを尋ねるとか相当に焦っていたらしいな。

隣ではアウロラが俺の体に縋るように抱き着いている。二つの果実が俺の腕を挟んでいるが昨夜で発散済みなのかムラっと来たりはしていない。


「そういえば・・・避妊とかしたか俺」


思い出せるのは彼女に跨がせてそのまま・・・うん、全くしてないな。



とんでもない事をしてしまったと後悔したせいか俺の意識が不意に遠くなり、やがて視界が白く染まっていく。そして白い視界の中で俺は再び懐かしい顔に出会った。


『やあ、今回は一人目の妻を得られたようでなによりじゃわい』


夢の中、久しぶりに出会ったのは神様だった。前回と変わらぬ恰好のまま彼は俺に語り掛けてくる。そうだ、神様なら俺が置かれた現状を理解できるはずだ。


「俺は一体どうしちまったんだ?」

『今回のムラムラの原因を知りたいのかのう?』

「・・・そんなところだ」


身も蓋もない言い方だが事実なので黙って続きを促す。


『有り体に言えば精通したと言うことじゃよ』

「・・・雄になったとかいうのはそういう事か」


神様がいうには俺の体を構成するドラゴンの体が成熟し子供が作れるようになったということらしい。そしてそれに際して俺の体に性欲が出てきたとのこと。


『初回ということでコントロールが利かんかったようじゃのう。だいぶんと派手にやったので彼女の体に変化だでているやもしれんぞい』

「変化?」

『突然化け物になったりはせんわい、ただお前さんは特殊だからのう、五人の妻が揃うまではお前さんの精は彼女の肉体にエネルギーとなって溜まり続けるのじゃ』


つまり交わる毎に相手は強くなるのか。凄いエロゲーみたいだな。

しかし神様との契約で五人の女性と子作りすることが決まっているが揃わないと子供ができないのか?ラッキーなような、残念なような・・・。

っていうかそういうことは先に言えよな!

更新停止中も閲覧し、しおりを挟み続けてくれた皆さんに感謝です!

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