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異世界に飛ばされチート使って勇者兼魔王になってしまった  作者: シン
第2章 俺、スライムを狩る
7/38

2.魔王の魔法

いよいよ戦います。

まずは簡単ですか、読んでください。

読んでくださってる方、ありがとうございます(>_<)

先手必勝。

スライムに向かって一気に後ろから攻撃を開始した。

持てる力全てを足の裏に集中させ一気に一歩を踏み出す。力の補正がかかり人間ではあり得ない動きでスライムとの差は縮まった。


「いける!!」


後ろからの攻撃、さらに不意をついた形での攻撃で俺は確実に仕留めたと確信した。

剣を振り上げ下ろす。

もちろん狙いは核。剣はスライムを切り裂いた。


「よしっ‼︎‼︎」


手応えは十分。スライムのプニプニした弾力が手に伝わり切り裂いた感じがした。

しかし、それだけだった。

核を砕いた感じがしてなかった。


「まじかよ…」


目の前には切り裂いた後のスライムが動いていた。体は半分になってはいるが核は健在である。冗談ではない、あの一瞬で避けたのだ。

信じられない光景を見せられ、一気に戦いが厳しい踏む。4体いるのだ。あの1撃は不意打ちの一撃。あれで仕留められなくてはどうあがいても4体を一気に倒すのは難しかった。


「プニュッ」


一体のスライムが俺に体当たりをしてくる。俺は体を左にそらし、軽々とよけた。焦っていけない。焦ったら終わりだ。

スピードはあまりなく攻撃は避けることは簡単だ。スピードが遅いことがありがたかった。

一旦、相手との距離を取る。スライムたちは俺が離れていくのを見て集まり始め、半分になったスライムに群がった。

離れたと思うとそこには元に戻ったスライムの姿があった。

だてに、群れで行動している訳ではないようだ。

元に戻らしたスライムたちは連携を組むかのように、横一列に並び俺に少しづつ近づいてきた。1体を狙うことができないような布陣、モンスターにも立派な知恵があった。


「さて、どうするか…」


少しずつ近づいてくるスライムを見て考える。

横一列の布陣。1体とのバトル不能。核の異常な動き。どれもとっても完璧と言わざる終えない。魔法があればまた、変わってくるのだが残念ながら俺は持っていなかった。それは初めて異世界来た時に確認済みである。

今の状態の俺には倒すことが困難。そう俺は決めつけようとした時、スキルの欄にNEWの文字があることに気がついた。

何か覚えている。スライムの位置を確認してまだ、大丈夫だと判断し、すぐにスキルの欄を確認した。


スキル…ダークマター(闇)


闇魔法を覚えていた。

ダークマターの詳細を確認するためにタッチする。


ダークマター

魔王専用魔法。MP30

地上に闇の空間が出現して相手を引きずり込む。

吸い込んだものはダメージを少しずつ与えていく。

時間は30秒。ダメージが必ず1は与える固定ダメージ付き。


魔王専用魔法。

魔王になったために取られていたものだった。MPが30と高いが全部のMPを使って使うことができる。しかも、この魔法はあまりにも高性能すぎる。範囲魔法で30秒の秒数、固定ダメージだ。どんなモンスターにも使える。もし…あんな奴がいるなら…。

この魔法の使い方を考えている間にスライムたちが近くに来ていた。今にも飛んできそうな感じである。

今は、考えるよりも先に真っ先にこのスライムを魔法で倒すことに専念することにした。魔法があるのだ。倒せる可能性が出てきたのだ。


「よし!!」


俺は目をつぶり、魔法をイメージする。

説明書に魔法の使い方が載っていた。

この世界では魔法はイメージによって具現化される。また、イメージによっては大きさ、強さなどが大きく変わることがある。もちろん、魔法にあったイメージではなければいけないのだが、魔法を使うためには常識なことである。


ダークマター…全てを吸い込む闇の空間。

現代のものに例えるなら、ブラックホールのようなものだ。

イメージするのは簡単だった。


目を開けて、イメージが残っている間に魔法名を告げる。

これが魔法の使い方だ。


「ダークマター…」


突如、目の前にはいたスライムが消えた。

それだけではない。あたりに広がっていた草原その物が目の前だけ無くなっていた。

まるで、元々なかったかのように真っ黒にそまり。ここにきたもの全てを吸い込むかのように空間は渦巻いていた。


パリンッ。パリンッ。


空間の中から何かが割れるような音がした。

それと同時にステータスにレベルアップを告げるマークが表示された。どうやら、スライムの核が割れた音などだと俺はステータスをみて判断した。空間をみても何も見えないのだから予想するしかなかった。


一時が立って、空間が消えた。

大きさ、強さは申し分ない強さだった。しかし、これは簡単に使っていけないと俺は思う。闇魔法でこの大きさ。目立つのが当たり前。しかも、闇魔法がこの世界ではどんな扱いなのかも俺は知りもしなかった。危険な時、そんな時が来た時の切り札にするべきだ。

幸い、この周りには何もおらず見られなかったことがよかった。もし、見られたとしたら魔王と疑われてもおかしくないくらい強烈だった。


「ふう〜」


何かと疲れた。疲れてしまったが今すぐにでもここから立ち去らなくてはならない。みられてはないにしても、遠くからならこの大きさが見えてもおかしくはない。

レベルアップのスキル振りを後回しにして、王都に向かう。

大変なことをしたにしてもあの魔法で助かったのはよかった。スライム相手だったが試しに放つことができてよかった思う。

大勢の前で…と思うと想像はしたくなかった。


改めて、自分が魔王なのだと自覚する。

自覚したからこそ、これから気をつけなければならない。また、自分は勇者の称号も持っているとなると後々は勇者のスキルを覚えてもおかしくない。そういうのはきっちりと把握することが大切だと思った。

どうしても…そんなことがないことを祈るしかない。


今のステータス。

泉 深夜時 レベル2

HP 130 MP 40

攻撃 30

防御 20

素早さ 30

魔法攻撃 20

魔法防御 30

運 20

スキル…ダークマター

称号…勇者=全ステータス向上

魔王=全ステータス向上

ポイント…残り3ポイント


次は王都の中で買い物、ギルドですo(^▽^)o

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