1.神様と出会う
はじめての投稿です(^O^)
ワクワク。
誤字脱字が多いですが感想をよろしくお願いします(≧∇≦)
「you win」
パソコンから勝ちを知らせる文字が映っていた。
部屋の中は真っ暗、パソコンの画面の明かりだけが照らしている。
そのパソコンの前には一人の青年がパソコンの画面をにらみつけていた。
「弱い、弱すぎる」
コントロールをその場に置き、俺はポツリと呟いた。
今やっていたのは格闘ゲームパソコンを通してからのネットバトルである。今の所、俺の勝ち数は100勝0敗。負けなしであった。
俺の名前は泉 深夜。大学に通うごく普通の青年である。
しいて挙げるのなら、パソコンとコードをいじれること。あとはわりと切れる所だろう。
体格は細く運動してない割には筋肉のつきもまあまあいいと思う。髪は伸ばし片目が少し隠れており、全体的には跳ねているように見える。
「そろそろ潮時か」
椅子に座っていて鈍っていた体を伸ばした。
潮時、俺にはそれは当たり前にある。普通はゲームは最後まで無限に続けるられるものである。
ましてや、いまだに負けてないゲームを潮時といって辞めるのはおかしいこと。辞めるには相当の理由があった。
チートである。
チートとは簡単に説明するとゲームの裏技に近い。
レベルをすぐにあげられる。無敵になる。アイテムが全種類揃うなど。やりたい放題である。
しかし、チートとは早々簡単にできることではない。ましてや、ゲーム会社に見つかったりしてしまうと一生ログインできない。ゲームの破損などそれ相当の危険もある。
しかし、俺はそのチートが簡単にできた。
これは一言で説明すると天才というしかない。チートコードをすぐに見つけ、ゲームの書き換え。その書き換えスピードの異常さ。
危ないことをしているのに簡単にやってのけるのである。
チートを使うと簡単になる。それはセコをしているのだ。
相手が弱いのも頷けてしまう。やっていて何が面白いのか…それはやっている俺もわかっていない。だから、面白くない。
「さてと」
パソコンの電源を消して立ち上がる。もう一度背伸びをして、体全体を伸ばした。ふと、喉が渇いたように感じた。
水を飲もうと思い、部屋から出て2階から階段を降りてゆく。
そして、最後の段差を降りた時、それは一瞬にして始まった。
突如、視界がクリアになっていく。
家の中が真っ白に変わっていき、家具や扉全てが無くなっていく。
すぐに異常なことが起こったことを悟った俺はすぐに階段を駆け上がり部屋に戻ろうとするが後ろをみると既に階段も何もかも無くなっていた。
「どうなっているんだ」
あたり全体が真っ白に何もない。どうして、こうなったのか俺にはわからなかった。
すると、俺の前に1つの光が漂い始めた。1つ出てきたと思うとたくさんの光が出てくる。出てくると同時に同じ一箇所に集まり始めた。
光は集まっていくと人型の形を作っていく。全部、集まると一掃光が輝き始めた。目が眩むような光が部屋全体を包み、俺はあまりの明るさに目を閉じた。
ゆっくりと目を開けていく。眩しさもなく、さっきと変わらない真っ白な部屋。しかし、光が集まっていたところには一人の男が立っていた。
「初めまして、深夜くん」
男は右手を差し伸べて俺に握手を求めた。俺は疑いを向けながらも握手をかわす。
「そんな、疑り深くならなくてもいいよ。僕は君を迎えにきたんだ」
「迎えにきた?」
「そう、迎えにきた」
男は笑顔で答えた。
この男なら何か知っていると俺は確信した。
「迎えに来たってどういうことだ?」
「その前に自己紹介しようか」
質問をしてみると軽く受け流された。
このまま、引き下がるのもどうかとおもうがしょうがなく自己紹介から始める。
「俺の名前は泉 深夜。年齢は20歳。大学に通っていた」
「じゃあ、俺ね。俺の名前はヘルメス。神をしてます」
「………」
いったい、なんてことを言うのだ。
ヘルメスの言葉ただ、頭を俺を悩ませた。
神とな…一歩斜めをつかれてしまった。まさか、そうとは思わなかった。と、なるとここは神の部屋となるのだろうか…どんどん疑問が浮かび上がってくる。
「どうなっているんだ?と、いう顔をしているね。聞きたいことが山ほどあると思うけどまずは話を聞いてくれ」
ヘルメスが指を軽く鳴らすと前に椅子と机が現れた。ヘルメスが椅子に座ると手で、俺に座るように促す。俺は促されるままにヘルメスの前の椅子に腰をかけた。神だから何でもありなのだ。