無謀な挑戦者-シヴィ- あらすじ
今回はあらすじのみ
あるところに金持ちの老人がいた。
その財力は大国一つを購入可能なほどのものであり、その金で全ての金を護っていた。
地下シェルターに保管されたそれらを護るもの。
外敵排除自動ロボット百台。万が一の為の自爆用の核三発。地上最強と謳われる仙人。異世界に住まうとされる伝説の龍。そして最後に神。
百階層もあるダンジョンに散りばめられたその強者らは報酬の為に外敵と戦い続けている。
これほどの力を持つ老人の余命はあと半年。
死ぬことを理解した老人が考えることは、この金をどうするか。
身内がいない、国に渡せば他国に侵略される、……
もしこの金を預けられる者がいたならば、それは欲がない者のみ。
そう断定した老人が全世界に出した挑戦状。
その内容は我が所有する金が欲しくばダンジョンを攻略し最下層に辿り着け、というものだった。
これを見た全世界中から集まった武人や、金持ちに雇われた傭兵。
そのなかに一人混じる少年の姿が。
「俺は絶対、家族をこの金で助けるんだ!」
――これは家族を助けるために無謀な挑戦をする、一人の少年の話である。
2014/12/23/8/15




