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異世界に転生したらなんかデカいドラゴンに話しかけられたんですけどおぉぉ!?
「君、転生ね」
「へっ?」
俺はもう一度聞いた。
「転生?」
「うん、転生」
「へっ?」
「魔法とかあるし、好きでしょ?モンスターとかいるよ」
「よっしゃあ!」
その場で小躍りする。
つまづいて転んだ。
「さあお待ちかね、転生特典付与のお時間です!」
「おおっ、テンプレ!」
どこからともなく現れたルーレットが回り出す。
止まったのは、愛好……愛好?
「うむ、この特典はあらゆる動物やモンスターに好かれ、無条件に愛されるというものだな」
「へー、テイマーとか適正ありそう」
「そんなものはない。それじゃあレッツゴー転生!健闘を祈るよー」
は?おまふざけんなテイマーないとかどういう
そう口にする前に暗闇に閉ざされた。
」




