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無法地帯

作者: 歌川 詩季

 洋画の中だけでいい(笑)

 明日も知れねえ我が身を嘆いては

 誰と知れねえあんたを()き寄せた

 何処(どこ)と知れねえ楽園 夢見ては

 何刻(いつ)と知れねえ旅路なんて御免だぜ


 怠惰を(むさぼ)って余生を食い(つぶ)

 それが幸せなのかと問われたら困るけど

 節度に(つば)吐いて理性の螺子(ねじ)はずせ

 それで最悪だけは(まぬが)れることだろう


 まっさらな心は黄金律のない無法地帯

 ()き広げた方眼紙をびりびりと破り捨ててみようか



 理由(わけ)も知れねえ事情につきあえば

 何故(なぜ)と知れねえ因果がつきまとう

 (なに)と知れねえお宝 (かか)えても

 どうと知れねえ使い(みち) が口惜しい


 怠惰を蹴散らして余生に切り詰めろ

 それでまにあうものかと確かめちゃいないのに

 節度に靴 (そろ)え理性を締め直せ

 それで最善だとか口挟むやつばかり


 まっくらな闇なら振る舞いも見えずに無法地帯

 (あか)り照らす照明塔 ばきばきに打ち倒してやろうか

 近未来SFの無法地帯は好きです。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
なんだかんだで日本は平和で豊かだからねぃ
「政府の目の届かない無法地帯」のような設定にはどこか憧れを感じますね。 私が無法地帯の住民になったとしても、あっけなく命を落とすか、一番下っ端になるしかないでしょうが…。
 できれば安全地帯がいいなあ。  荒んだ人生を見つめ直すならやはり田園とか?(笑)
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