表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/21

10:ミハス・コスタにて

この物語はSFカテゴリーにて投稿中の『光と陰-織りなす夢の形-』のプロローグです。主人公”ヒデ”の視点でソフィアとジュリアのBLANC TWINSが描かれている日記をお楽しみください。


 《あらすじ》

1980年代のある夏の暑い日に偶然上野公園で1人の金髪美女に出会う。まるでアニメフィギュアのような容姿のソフィアにノックアウトされてしまった。生まれて初めて情熱を感じるようになった理屈っぽい性格の大学生のヒデ。そして今までろくに1人で国内旅行もしたこともない彼だが、それがきっかけで夢を探すヨーロッパへの一人旅が始まった。ヨーロッパの国々で過ごすとともに異文化や価値観の違い、また真のライフスタイルというものを実感する事になる。しかし、その先には予想もしていなかったことが起こるのであった。さて異文化の果てとは一体どんなことろなのであろうか?


日本での価値観しか知らないヒデは、スイス・フランス・イギリスと放浪しつつその国のカルチャーや価値観の違いを体感し少しずつ異文化を理解し吸収していく。

そしてその異文化の果てには・・・


その先には驚くべきパラレルワールドがあったのだ。ソフィアとジュリアの謎の双子美人姉妹 Blanc Twins との関係が深まり吸い込まれるようにSF体験をしていくのだが…


モラトリアム期間にいる思春期のヒデは『いったい自分の夢のかたちとはなんなのか?』という問いかけに悩みながら自分なりの将来を模索していく。


荒廃したパラレルワールドを舞台に水陸両用の移動ヴィークルであるホバージェットでヒデと一緒に旅をする美人姉妹の妹ジュリア。彼女と一緒に行く先々で戦いに巻き込まれながら“剣姫ジュリア”に惹かれていく。

そして2人はお互い同じ価値観を持っている事に気が付き愛が芽生えていくのだが…


すでに部屋は明るくなっており室内も暑くなってきたため目を覚ました。ベッドから出てカーテンを開け外を眺めてみると大きなバルコニーがあった。そしてその先の海を見下ろすと綺麗なビーチが広がっているのだ。

確かにこの高台から海を見下ろす風景は絶景で気持ちが少し興奮気味になってきていた。昨日までの熱も下がったのか?体は軽くなっているように思える。そして今日は暑くなりそうなのでデニムのショートパンツとボーダーティーシャツに着替えリゾート気分でリビングに行ってみると、すでにジュリアはソファーに座り僕が起きるのを待っていた。


「お早う!よく眠れた? やっぱりスペインは暑いわね!」と言う彼女を見ると、デニムのホットパンツに白いレースのキャミソールトップスで、やはりリゾートスタイルであった。「お早う!ジュリア! ものすごく長い時間ドライブしたけど体は本当に大丈夫なの?」、「全然大丈夫よ。気にしないで! あなたこそ大丈夫? これからビーチレストランに行ってブランチでも食べましょうか?」と2人でビーチサンダルを履いて外に出た。雲ひとつないピーカンだった。バルコニーの外側には1人しか通れないような細い階段が延々と下まで伸びていた。この階段は傾斜地の建物と建物を結びながら海辺まで降りて行けるようになっているようだ。2人でゆっくりと海の景色を眺めながら降りていき、下りきった先のハイウェイ下に造られたやっと通れるぐらいの狭いトンネルを抜けビーチに出た。


『これが地中海なのか!』と感動した。雨天のマルセイユで見たそれとは全く違い、まさにイメージ通りの地中海が広がっていたのだ。そしてビーチからは僕たちが泊まっているマンションが見えた。よく見るとどこかで見たような気がする。よくよく思い出してみると『そうだ!ガイドブックのスペインページに載っていた高級リゾートマンションだ!』『こんなところに住める人がいるなんて凄いなー 僕は取り敢えず無理だろうな』と思った場所だったのを思い出した。その偶然に何か運命的な発見を感じて感激したのだった。


ビーチから歩いてすぐにガラス張りの白いビーチレストランがあった。日本では考えられないがビーチの波を目の前になんと常設のレストランがあり、中に入るとテーブルとイスはどこにでもあるような白いプラスティックのガーデン用のものが並んでいる。日本の場合は防風林の松林がほぼ必ずと言っていいぐらい海の前に広がっているため、実際海が見えるカフェやレストランというものを探すのがとても大変だ。海の綺麗さとしてはさほど日本の海とは変わらないのかもしれないが、やっぱりヨーロッパの場合はリゾート地の造り方や見せ方が卓越していると感じた。それとやはりセンスの違いがあるのだろう。


そこは地中海が見渡せて、人々がビーチで遊んだりくつろいだりしている楽園であった。スペインの女性は今まで見てきたフランス、イギリス、ドイツなどのヨーロッパの女性達とまた違った雰囲気がある。まずは、アジア人ぐらいに小柄な方が多く、歴史的にイスラムが混ざっているためか肌は褐色気味で、黒髪、黒い瞳、そして目鼻立ちがハッキリしている風貌が多く見受けられる。事前にスペインに行った友人が言っていたことをふと思い出した。「スペインの女性はタバコ屋のお姉さんまで綺麗だったぜ!」であった。確かにそれはうなずける。どこか独特なエキゾチックな魅力を感じるのだ。


さて、ブランチタイムだ。 ジュリアによるとカラマリフリトーとソードフィッシュのステーキがお勧めらしい。僕は魚介類が全くダメなのだが、逆にイカタコは好物なためカラマリを頼んだ。彼女はソードフィッシュステーキを頼んで少し僕に試させるつもりらしい。「私も魚はダメなのよ。でもここのソードフィッシュはいけるわよ!これからロンダまで運転しなければならないから飲めないけど、ヒデはビール飲んでもいいわよ。スペインのビールはまた少し違って美味しいわよ。」と言ってくれたのでサンミゲルも頼んだ。バゲットのパンの盛り合わせもサービスで出されオリーブオイルに付けて食べるようになっている。ここまで無事到着できたという意味も込めて僕らは「チアーズ!」と乾杯した。彼女はアクアコンガスとソードフィッシュとサラダボウル、僕はそのカラマリと同じサラダボウルにパンをシェアして、ジュリアとこの気持ち良いビーチのひと時を満喫した。ここのサラダは、生のレタスに玉ねぎにトマト それにオリーブオイルやビネガーをかけてシンプルに食べるのだが、これがこれで野菜がとても新鮮で美味しいのである。いわゆる太陽の恵みということなんだなと思った。彼女がソードフィッシュを一口試してというので恐る恐る口に入れてみた。「おいしい!」 驚いたことに、ここのカジキマグロは日本のものと違って磯臭さがないのだ。同じ魚でも海が違うとこんなにも味が違うことに物凄く驚いたのだった。日本ではアレルギーのように吐き気がして魚類を全く食べることができないのだが、ここでは白身の魚であれば逆に美味しく食べることができることがわかったのだ。そういえばイギリスのフィッシュ&チップスのタラも美味しく食べられたから、『ヨーロッパでは魚を食べられるんだ』ということに物凄い嬉しさと不思議な自信を感じた。


「君はソフィアと双子だから見た目はそっくりだけど、中身が全く反対だよね。ソフィアはプリティだったら君はクールビューティーだね!」と、まるで思い付いたかのようにいきなり本音を言ってしまい、一瞬恥ずかしくなった自分がいた。取り直して、「しかし昨日一日中運転して疲れないって信じられないよ」「ここには車で2人でよく来るの? ここ、本当に最高で天国みたいに感じるね。多分スペインの歴史は古いから地球上で一番いいとこを取っちゃったように思えるよ。」と先ほどの言葉を煙に巻くかの如く弾丸のように僕から立て続けに話しかけてみたのだった。


すると、普段無口なジュリアが珍しく顔を赤らめて話し始めた。「有難う・・・ええ、私達はロンダに結構行くからその時に中継地として利用しているの。ここの雰囲気はスイスとは真逆で大好きだけど、実は日本が好きで一度行ってみたいと思っていたのよ。ヨガが好きだからスピリチュアルはところが好きでね、京都のお寺で座禅を組んだりしてみたいかな。」「実はこの前ソフィアが日本にいった時は羨ましかったの。今度は私が行けるといいんだけど・・・」と次々と会話が進んでいったのには驚いた。


「えっ そうなんだね。日本が好きなんだね!?」「ソフィアとは一瞬しかお相手できなかったんだけど、君が来るときは案内してあげるよ!」「もちろん京都は色々と見所がいっぱいだけど、僕が住んでいる東京エリアもそれなりにいいと思うよ。まあスイスとは全く違うからね。」

 「私は剣術の訓練もしているから、日本の武道や空手なんかにも凄く興味あるの。それと日本の昔の文化はシンプルで飾り気がないから好き。伝統的な日本の部屋で生活してみたいかな。」

 「なるほどねー 弓道っていう日本の弓の武術もあって、それってジュリアは似合うかもね。精神統一しながらやっているところが目に浮かぶよ」と少し笑みを浮かべて反応した。という感じで、なんと初めてジュリアとの会話が進んだことには驚きであった。


カラマリとビールそしてオリーブオイルに浸したこの塩っぽいパンもシンプルで物凄く美味しかった。彼女と話をしている最中でもその美味が味覚に広がっていき幸せな気分であった。

「それじゃ、せっかくだから、部屋に戻って出かける前に少しバルコニーでくつろぎましょう!」とジュリアが言うので、来る時とは違って今度は通常のアプローチを通ってマンションに戻った。ここスペインではレイバンウェイファラーのサングラスをかけてTシャツ短パン姿で疾走してくるベスパが印象的であった。スペイン人の男性は日焼けした肌にレイバンと短髪がとてもマッチョでスタイリッシュに見える。リゾートヴィラ全体の景観もまた最高で気分も上がり、一瞬でこのあたりに住んでみたくなってしまった。建物の外観はオフホワイトとマスタードのコンビのカラーリングでそれがブルーの空とベストマッチしているのだ。気候も風景も人々も愉しげで最高だ。そして食事もシンプルで本当にうまい! この場所のように自分の5感に訴えてくるもの全てが完璧に合う場所は中々ないんだろうと実感した。僕たちは途中でレジデンシャルエリアにある地元の商店に寄って必要なものを仕入れた。アクアコンガスやちょっとした食べ物などだ。そして部屋に戻りバルコニーに出てみると、1つの部屋のような空間で海を見下ろせるとても素晴らしいビューが広がっていた!


ダイニングになる白いテーブルとイス四脚がすでに設置されており、また白いビーチベッドも2つある広いバルコニーであった。そして僕らはそのビーチベッドにゆったりと横になった。フロアーはスペインらしくタイルのモザイク柄で、バルコニーの上にはキャノピーがあり、車のキャンバストップのように黄色いキャンバスを紐で引っ張り出したり畳んだりできる構造である。


ビーチベッドに寝転ぶと視界は海と空の碧いグラデーションのみとなった。地中海の海風もとても心地よく柔らかく通り過ぎていく。さっき買ってきたアクアコンガスを2人で飲みながら、お腹も満たされたのでこのまま昼寝でもしてしまいそうな気分になってきてしまった。


「しかし これから行くロンダでソフィアは何をやってるの?」と真相を知りたくてまた切り出してみた。

ジュリアはちょっと困ったような表情に変わり少し沈黙があった。「うーん。困ったな〜 一応簡単に説明しておいた方がいいのかな!? ロンダはとても歴史が古い場所で、信じられないと思うんだけど・・・実は・・・ とても昔から別の世界に行く扉があるの。私はあなたをそこに連れていって、ソフィアが待つ場所までエスコートしなければならないの。いわゆるパラレルワールドなんだけどね。地球上にあるもう一つの違う世界なの。驚くかもしれないけど・・・私達も実はそこから来たの・・・ロンダから入るその異世界は、ここの世界とは違っていて世界的な核戦争が起こった後の荒廃した世界なの。とても危険で戦争が今でも起こっている世界なのよ。だから私があなたをエスコートして連れて行かなければならないの。」という話を聞いて僕は衝撃が走り動揺してしまった。『パラレルワールド!? なんて本当に存在するのか? しかも、彼女らは未来から来た?? 信じられない・・・ それとも彼女は僕をダマしているのか? いやでも彼女の性格から僕を騙すようなキャラには思えないし、どうしたもんだろう・・・』と。


「しかし・・・驚いたよ! パラレルワールドなんて実際あるわけ? どんな世界なのか想像がまだつかないんだけど、そもそも何で僕がそこに行かなければならないの?」と不安のあまり聞き返した。

「そうね。ヒデが行かなきゃならない理由よね・・・たぶんその異世界の方がここの世界よりある意味時代的に進んでいると思うんだけど、実はその世界の人類は終わりに向かっているの。だけどそれはその世界のことだけではなさそうなのよ。さらにその先の未来世界もあって、未来では人類は滅亡に向かっているということなの。その未来世界の社会では人類滅亡賛成派と不賛成派が戦っている切羽詰まった状況で、私達は不賛成派なのよ。だから人類を守ることが仕事なの。そう、私たち2人はその社会ではいわゆる軍人的な存在で、私は戦闘を得意としたタイプでソフィアはコンピューターや分析・交渉などを得意としたタイプなの。」「それでなんであなたが必要で重要かというと・・・その未来社会では、未来をフォーカスできる人間が必要とされていて、ソフィアがいうには、あなたにはその潜在能力があるというの。未来ではかなり人類ができる仕事って限られてはいるけど、逆に人類しか持っていないビジョナリーという能力が必要とされているのよ。今はそれしか説明できないんだけどね。」


『なるほど・・・そういうことなのか。わかったようなわからないような・・・細かいことは不明なことが多いが、なぜ僕が必要とされているかはなんとなく分かったような気もするが、そんな重大な能力を果たして本当に僕が持っているのであろうか?確かに流行などは半年以上先のことがイメージとして湧いて、実際それが現実になっていくんだけど・・・その程度のことが果たして役に立つのだろうか?』と、まるで映画で観るSFの世界のようで完璧には信じられない気持ちでいっぱいだった。それに女性なのに戦闘要員?? まあでも、そう言われてみるとジュリアがバトルタイプということには、戦いの現場を見たわけではないが頷けるような気もする。ということは、そのパラレルワールドの異世界に連れて行かれて、僕は未来をフォーカスさせられることになるのであろうか?それも女性のジュリアのエスコートで・・・と不可解で悶々としていた。


ジュリアが、「今2時過ぎだから、3時になったら出かけましょう! ロンダまでは車で飛ばせば2時間ぐらいで着くから。このあとは何が起こるかわからないからこの時間はゆっくりすごしましょうよ。」と言って、彼女は寝てしまったのだった。やはりなんだかんだ言っても昨日の長距離ドライブは疲れたに違いない。僕もチグハグになって朦朧とした頭で、しかもこの最高なロケーションと海風を感じて、そしてこの美女との一緒の時間を楽しむことにしてみた。ジュリアは、ソフィアと全く違った魅力を持っている。クールで口数が少なく近づき難い雰囲気があるが、一旦近づいてしまうと優しさと誠実さがジンジンと伝わってくるのがなんとなく分かった。会話をしなくても一緒にいるだけで気持ちが伝わる気もする。僕は男でその男の自分が言うのは情けないかもしれないが、守られている安心感を感じてしまうのだ。ただ彼女の性格では恋愛の『れ』の字もなさそうだ。ソフィアで感じることができる甘美な雰囲気は全くと言って彼女の中には存在しない。ただ美しくクールでドールライクな存在なのだ。


そろそろ出かける時間になってしまった。残念ながら地中海を目の前にした心地よいひと時が終わってしまったのだ。そしてジュリアはまたスイスを出た時のスタイリッシュな服に着替えており、2人で205に乗り込み出発した。海沿いから内陸に向かうのだが、スペインの土地は乾燥しており山がちでもあった。山といっても日本のような標高が高い湿った緑の本格的な山ではなく、ポコポコといった起伏がある土地で、砂漠のような色合いの乾燥した土地に背があまり高くない木々が間引きされたかのように生えている。その山の合間に荒く舗装された道路がくねくねと内陸に向けて繋がっていた。相変わらず空は雲ひとつない晴天だ。ジュリアが運転する205は窓を開けて気持ちよく飛ばして行った。


ロンダは旧石器時代からある古い街で、そもそもケルト人がアルンダと呼んでいたことからロンダとなったらしいと、先ほどバルコニーで横になっている間にガイドブックで調べたのだ。ヌエボ橋というロンダ渓谷に建てられた有名なアーチ形状の橋がアイコンになっている旧市街があり、歴史的にはカルタゴ、ローマ、イスラム統治などの様々な変遷を受けながら今に至っているようである。山間のワインディングロードをジュリアはいつも通り飛ばしていき2時間ぐらいでロンダに着いた。そして旧市街の路地裏の一角にある空き地の片隅に205を停めて僕らは歩き出した。そこは車は入れないまるでモノクロ写真に出てくるような路地裏となっていった。少し歩いてから旧市街の中心に入ったあたりで僕らは古い木造りの頑丈な玄関ドアがある家の前に立っていた。呼び鈴を鳴らすと、中から重い物音がしてドアが開けられた。そこから「やー待っていたよ!ジュリア!」と言って年配の体格のいい女性が姿を現し、「彼が例のザ・マンかい?」と意味ありげな表現をして僕を値踏みしているように見えた。ジュリアはうなずき、何かソフィアから連絡あったかを確認していた。


さて、思いもよらぬことに駆り出されてしまったヒデ、これからどんな異世界にいくのでしょうか?

彼の運命はいかに?? 今までの純文学風とは打って変わって、ここからはSFチックに進んでいきます。

この驚きの展開が良いと思った方々!是非”いいね” と ”ブックマーク”もお願い致しますnね!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ