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『或る狂いのエッセイ集』

『ブーツ狂い』

『ブーツ狂い』



自分は、学生の頃は、コンバースのスニーカーを履いていた。勿論、気に入っていたし、履きやすかったし、見た目も、極自然な狂いだった様に思う。コンバースは、まさに、自己内に於ける、靴の象徴であった。周りを見ても、コンバースにも狂っている人は多かった様には思うが、自分はコンバース一筋狂いだった。



所が、である。時代は過ぎ、一時からバイクに乗り出して、それでも、極普通の靴を履いていたのだが、妙にバイクに乗る時に、履く靴を、意識し出した狂いなのである。そして、とうとう、いつの間にか、ブーツを買う様になっていた。しかも、初めは靴紐の付いたブーツを買っていたが、最近は、靴紐の無いブーツ狂いである。



誰がこの狂いを、狂いと呼べば気が済むだろうか。自分は靴主体の靴購入から、バイク主体の靴購入へと、意識を変遷させていたのだ。そして、バイクを乗る人に、一番適して見える、靴紐の無いブーツ、しかも、ハイカットのブーツに、いつの間にか狂っていた。まさに、見られることへの意識。ブーツ狂いは、まだまだ、止みそうにない。

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