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1部2節 雷の帝王  作者: kattun
2章 煉獄神の剣
6/6

呆気のない最後

戦闘開始してから数十分が経った

空間には雨が降り注ぎ、1人の男の声が雨に響く


雨を弾丸が貫いていく

雨水が砕けるごとに悲痛の叫びが聞こえる


「水王特権!」

「甘い!流星の盾」

「水王特権!」

「ミラーフィールド!」

「水王特権!」

「反射だ!」

「水王t...ぐはぁ...」


雨が止み、男が1人水から出てきた

カイルーツァだ

「お...おのれ...ネツァク...」

「不本意ですが大王様に従う事が我が使命 水王様も心得ているでしょう」

「何を話している さあ父上よ この剣の1刺しで葬ってくれるわ」

そう男がいうとカイルーツァの心臓を真紅の剣で貫いた

カイルーツァの胸から血が溢れ出す

「アクゼ...リュス...お前は...変わったな...」

そう言い残すと男は水に包まれ消えていった


異空間が解除され、その姿を見て水龍たちは全てを理解したかのように嘆いた

蒼の瞳を持つ龍は水王が散ったその場所で眠りに落ちた

紅の瞳を持つ龍は自身の吐息を凍らせ剣を作り、自身と蒼の龍を突き刺した

双龍は何も発する事なく 主人が眠りに落ちた場所で覚めることのない永遠の夢を見始めた


アクゼリュスはそれを見届けるとネツァクを連れて帰っていった

その瞳に光はなく、ただ前だけを見ていた



水王カイルーツァ 遺体が確認できないため生死不明


雷の帝王は認められることもなくその永い人生に幕を下ろした

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