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正義と正義
深い水の底
そこには大理石でできた純白の宮殿があった
水王カイルーツァの神殿である
「水王様 息子様が来訪しました」
「わかった 通せ」
「どういうことだカイルーツァ!」
「どういうことも何も...強い力を求めるのは王として当然だろ?」
「だがそれでは世界は平和にならない!」
「お前らしくないな アクゼリュス」
「世界を平和にするのが我ら最高神の役目だろうが!」
そう言うとアクゼリュスは煉獄神の剣を投げつけた
先日ルーヴァンを殺したあの剣だ
「おっと物騒なものを投げないでくれ 下手に刺さったら死ぬ」
そう言うとカイルーツァは剣を投げ返した
「力を捨てないなら問答無用出潰すのみ!」
そう構え直すと異空間を作り出し、ネツァクとカイルーツァとアクゼリュスの3人だけの空間を作り出した
「さあ父上 平和のために死んでもらおう」
「いや...何を言い出すんだ...」