表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/62

外伝1 古の鼓動

 どこかの洞窟。

その深奥に、古代の文明が残した遺跡があった。

大いなる闇が目覚め、世界が混沌へと向かった時、闇を照らす光が目覚める。

人々が残した、伝説とやらだ。


「忌々しい絵だ」


 壁画に描かれた戦士が憎い。

人間が憎い。

すべてが憎い。

果てない憎悪だけが脳を支配する。

いや、脳などないのかもしれないが。


「どうやら、目覚めたみたいですねぇ。

 竜の戦士が」


 鋭い目の男、ガルナが言う。

ガルナもまた、我と同じ時に目覚めた。


「このまま生かしておいたら、またあの時の二の舞だ」


「わかっています。

 時が来たら、貴方が行ってください

 我々の中で、一番強いのは貴方なのですから、ザサン」


「わかっている」


「そして、忘れないでください。

 王の復活。

 それが私たちの使命であることを」


「クイーンはどうした」


「王は、もうとうの昔に目覚めています。

 今は王の復活のため、ここにはいませんがね」


 ガルナはそう言って、闇の中へと消えていった。

ここに残ったのは我一人。


「竜の戦士よ。

 また我の邪魔をするのか」


 空を握り、虚無を抱く。

なぜ我は、目覚めてしまったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ