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プロローグ2.全ての始まり

携帯の編集の練習に書いた物です

元は【教団殺し】の世界設定案です

新年号記念って事でどうぞ!

 魔術や幽霊、ドラゴン等のファンタジー、或いはオカルト的な存在が進歩した科学技術によって否定された現代。しかし其れ等の一部は、薄氷の如き平穏と云う名のヴェールの向こうに確かに存在し、其の奥底に渦巻く混沌と狂気を覆い隠している事など()()()まで表の人間は知るよしも無かった


 平成の次の年号が令和と発表された翌年の西暦2020年、東京オリンピックに沸き立つ中、突如世界を襲った巨大地震とこれまで存在していなかった謎の大陸の出現で容易く打ち砕かれた


 震度7マグニチュード10.0を観測したそれは世界各地に建造物の倒壊や津波、そして多数の死者·行方不明者という凄惨な爪痕残した


 それから数ヶ月後、復興を進めた各国が震源地を調査する為に人工衛星の映像を確認すると、太平洋の中心部、南緯47度9分、西経126度43分地点に今まで存在していなかった植物が無い、荒れ果てた大地の至る所に突起した奇妙な物体と中央に門らしき物が見えるのみの大陸が現れていた


 それは暫くして何処からともなく立ち込めた濃霧によってこれ以上の観測は不可能となった。各国は船や飛行機によって調査を開始したが、霧の中に入った瞬間、無線やレーダーの反応が消失し、何一つ霧の中から出てくる物はなかった


 その為、各国は直ぐに大陸の調査を断念する事になったが、話は此処で終わらなかった


 その日を境に世界各地でUMAや怪異の目撃情報が多発。更にアメリカ·アーカムの寂れた港町·インスマスで【ダゴン秘密教団】を初めとした今まで水面下に潜伏して活動していた幾つかの教団の動きが活性化した


 精神病患者が急増し、常識では考えられない変死体や行方不明者が常に現れ、前年の約十倍にまで増加し、世界を震撼させたがいつしか日常化していった


 対応に追われ、いつまで経っても解決出来ない警察や自衛隊に非難が相次ぎ、信用は急落して失墜。銃刀法も形骸化する事態となった。その事に危機感を持った政府は自衛隊に【怪異対策班】を新たに設立した


 しかし、事態は一向に好転する事はなかったのだった…


 その裏で秘密裏に一人の男によって非公式に警察庁地下にとある組織が設立された


 その名は【神話·怪異対策課】。通称【神怪課】である


 政府や有力企業の上層部のごく一部のみが認識するこの組織は日常の裏側で多発する神話的事件や怪異事件を処理する事となる


 彼らは薄氷の様な平穏の裏で今日も蠢く狂気に立ち向かう。正義感、欲望、復讐心、それらを胸に侵食する隠された狂気の真実を封じ、人知れず対処し続ける


 やがて来るであろう破滅の時まで…

 「――【人類】の技術の進歩によって宇宙から、ミクロの世界から、未踏の地から、語り継がれた伝承から古より秘されてきた【真実】が我々の前にゆっくりと、しかし確実に現れ始めた


 我々は何時か来る破滅の時まで無知な【人類】から【真実】を覆い秘して正常性を【維持】し、其処から超常の脅威、何より狂気に染まった【人間】を【隔離】、【排除】しなければならない


 ――例え、其の過程で我々の手で【人間】を滅ぼす事になるとしても」


 ――【【神怪課】本部資料室に【神怪課】設立以前から存在する【【CSO-001-JP文書】■■■氏の提言】より抜粋】

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